「プレッシャーを感じるのは悪いことではない。だって新しいことに挑戦している証拠だから」ROLANDさんに学ぶプロフェッショナルの姿勢【後編】
プレッシャーを感じるのは、新しいことに挑戦している証拠
――新しいことにチャレンジすることに、怖さは感じませんか?
人間って、こうしたいなって思ってもいろいろな理由をつけてやらないことも多いですよね。例えば、起業したいと思っても「いや、無理だし失敗するだろう」って自分を丸め込もうとする。実際、起業するのはリスクもありますし大変だから、やらない方が楽です。でも、僕は自分に嘘をつきたくない。やりたいという気持ちを大事にしたい。
もちろん、プレッシャーは感じますが、プレッシャーを感じること自体は別に悪いことではありません。だってその緊張感こそが、新しいことに挑戦している証拠だから。プレッシャーを感じている自分が格好悪いって感じる人もいるかもしれませんが、その瞬間こそが、成長している、そして人生を楽しんでいるということにほかなりません。
――最後になりますが、ROLANDさんにとって、プロフェッショナルとはどういう人だと思いますか?
大きい話になってしまいますけど、僕のプロフェッショナルの定義は、収入ではなく、“やりがいがあるほうが好き”というスタンスにあると思います。“天職の定義”って、宝くじで3億円が当たっても、次の日に定時に行きたいと言える職場が天職だと思う。3億といえば、生涯年収とも言われていますから、それがあれば生活の心配なく人生を送ることができる。お金の心配がなくなった時に、大半の人は仕事を辞めてしまうでしょう。でも本当に好きな仕事だったら、お金があろうがなかろうがやると思うんです。
プロフェッショナルというのは、その仕事を極めたい、自分も納得するものが作りたいと思えるか、営利を超えた先にあるものを追求できることがプロフェッショナルなのではないでしょうか。