最速デビュー! ロケットスターター美容師 FILMS編 誰よりも不器用だったアシスタントが果たした最速デビュー記録は未だ破られず! FILMS表参道香川猛流
今年9月に店長に抜擢! FILMSで大事にされている利他性を発揮
編集部:今年9月から表参道店の店長を務められていると聞いています。
香川:そうなんです。副店長から店長になりました。打診とかがあったわけではなく、会社の総会で突然発表されたんですよ(笑)。もちろん喜んで引き受けました。
FILMSで役職を得るには、売上というより人のためにいかに動けるかが重要なんです。教育や人に教えるのは好きなので、その点を評価してもらえたのは嬉しいです。
店長になると、お店全体や自分以外のことに目を向けなくてはいけなくなるのでやりがいがありますね。究極的に言うと、店長の僕が売り上げなくてもスタッフがどんどん売上を立てられれば会社は潤います。でも、自分の力でスタッフを奮い立たせるって大変なことなんだって実感しています。
編集部:店長として、表参道店をどんなお店にしていきたいですか?
香川:お店としての売上を上げることはもちろんですが、とにかく働きやすいお店にしたいです。「働きやすくて美容師が楽しい」と思ってもらえるようにしていきたい。そうなると売上にもつながるはずですしね。
編集部:香川さんご自身の目標はありますか?
香川:今いろいろ模索しているとこなんです。会社では何パターンかキャリアプランを用意してくれていて、例えば、FCへの支援もありますし、店舗の代表になるプランや会社の役員になるコースもあります。選択肢はいろいろとあるので、まずは今の仕事で結果を出してから考えたいです。
編集部:最後に、現在デビューに向けて頑張っているアシスタントさんにアドバイスをいただけますか?
香川:僕の場合はとにかくプライベートの時間を惜しまず練習に使ったことが最速デビューの決め手になりました。でも、こういったやり方は時代にそぐわないというのはわかっていて(笑)。なので、これ以外のアドバイスをするとしたら、スタイリストのお客さまを自分のお客さまのように接してサロンワークすることが近道になると思います。先輩からお客さまをもらっちゃうくらいの意気込みでやっていたほうが絶対に楽しいですし、それこそ、デビューしたときに指名をもらえることも。技術的には先輩のほうがうまいに決まっていますが、それに負けない人柄を発揮してみてほしいです。
編集部:先輩スタイリストも、自分が育てた後輩にお客さまの指名をもっていかれたら何よりも嬉しいと聞きます。
香川:そうなんですよ。嬉しいです! そんな心意気でアシスタント時期を過ごした経験はデビュー後という近い将来にきっと生かされると思います。
編集部:今日は貴重なお話をありがとうございました!
FILMS表参道/店長・デザイナー
香川猛流
岡山県出身。神戸ベルェベル美容専門学校卒業後、都内の1社を経てFILMSに入社。社内最速デビューを果たす。ショートとパーマを組み合わせた扱いやすいスタイルが評判を呼ぶ。2024年9月からは表参道店の店長を務める。
(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)