人気美容室のスタイリストが教える、イチオシ練習用ウィッグ3選
「MAKE’S」 TAKUYAさんの場合−ミディアム編−
本日のウィッグモデルのProfile
ステファニーちゃん、25歳。趣味は散歩をすること。休日は代官山や千駄ヶ谷でオシャレなカフェを探すのが趣味。高校生のころはクラスの中心人物として学園祭の実行委員も努めた経験あり。何事にも積極的に行動します。
製造元/アイリス 種類/E:Type100 価格/¥2,490(税抜)
ステファニーちゃんのここがオススメ!
「まず価格がポイントですね。主にアシスタントが使うものなので、価格を気にせず使えるのがいいですね。もちろんその中でも、髪質や生え癖は吟味して選んでいます。
また、価格が安いものの中では、生え癖が人間に近いんです。悪いものは髪質がナイロンっぽかったり、変な素材の髪の毛が混ざっていたり、生え癖が寝て生えていたり…それだと練習にならないんですよね。その中でもこのウィッグは、人間に近いものなのかなと思っています。コストパフォーマンスは抜群です」(TAKUYAさん)
カット実践
髪を濡らし、ウェットカットがスタート。
「まずは頭の丸みを意識したアウトラインを設定し、カットをしていきます」
アウトラインのカットが終わったら、次の行程へ。
「ミドルのレイヤー作りです。ステファニーちゃんは美形なので問題ないのですが、物によって左右のバランスがズレているものもあるので、この段階で顔とのバランスを取りながらカットをしていきます」
動きを見せるため、トップとサイドにレイヤーを入れていきます。
「このウィッグは、全体の毛量は少ないのですが、ミディアムからショートにかけてのカットでは問題なく施術ができます」
最後に前髪をカット。お客さまをカットする際もウィッグをカットする際も、色気を出してあげようと意識するのはとても重要なこと。綺麗にカットしようとすると、色気が出ないのだそう。
「ちょっと鬱陶しいような感じで、もちろん髪が目に入らない方がいいんですけど、ちょっとかかる方がいやらしいじゃないですか。そこのせめぎ合いですね」
TAKUYAさんが手がけるステファニーちゃんのスタイルはこれだ!
「トレンドでもある“レイヤースタイル”です。従来では重軽スタイルなどが多く見られましたが、表面的にレイヤーを入れることで今期のトレンドをミックスしたウルフスタイルを表現しました。
また、仕上げはセミウェットです。これ、業界では流行ってはいるんですが、正直一般的ではないんですよね。ただ、今流行のアレンジスタイルの一つとして考えてもらえると嬉しいですね」
- プロフィール
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MAKE'S
副店長/TAKUYA
他店舗での経験も経て、今ではセミナー講師などサロンワーク 以外の外部活動にも力を注いでいる。 メンズヘアの定評も高く、ショート・ボブのような スタイリッシュなスタイルも得意とする。
【HP】http://www.make-s.com/salon/