人気美容室のスタイリストが教える、イチオシ練習用ウィッグ3選
「BRIDGE」 yukiさんの場合−ショートカット編−
本日のウィッグモデルのProfile
ハニートーストとカレーが大好物なポウラちゃん、21歳。卒業後は音楽に関わる仕事がしたいと思っている大学3年生。昔からインドアよりもアウトドア派で最近はボルダリングに凝っているそう。今日は伸ばした髪をバッサリ切ろうと思っています。
製造元/ポウラベア 種類/匠Wig 価格/¥5,800(税抜)
ポウラちゃんのここがオススメ!
「価格は従来のものと比べて少し高めなのですが、髪質は柔らかく、つむじの癖もないため軽くブローをするだけでふわっとするんです。このクオリティでこの値段であれば妥当だと思いますね。
また、このウィッグには表情がありません。これには、カットの仕上がりが表情に左右されないようにとの目的があります。目や口などパーツがはっきりしているウィッグは、カット後に『もう少し顔のバランスが良ければ…』となることが多いので、表情がないもののほうがわたしはやりやすいですね」(yukiさん)
カット実践
まずは“あら切り”でロングの髪をバッサリ切って行きます。ここはウィッグも人も変わらないところ。
髪を濡らし、カットを始めていきます。
「従来のウィッグは髪を濡らすと、軋んでしまうものが多かったんです。そのため、トリートメントで整えなくてはならなかったり、結構時間を取られていました。その点このウィッグはそのような苦労をすることもなく、仕込みがとても楽になっています」
毛流れを整えながら、カットをしていきます。
「本物の人と同じくらい髪の毛が柔らかいので、堅い質感に比べると切りやすいですね。
乾かしたらドライカットに移ります。本格的にブローをせずとも、ハンドブローだけで柔らかい質感が出るので時短にもなります。ドライカットでは前髪と襟足付近のウェイトを見ながらカットをしていきます」
セニングで量感調整を行ったあと、前髪をカットしていきます。
「このウィッグは皮膚が柔らかくできているので、前髪のチェックカットの際ハサミが滑らず、本物の人と同じような感覚でカットできます」
このウィッグの最大の特徴、“耳”の部分のカットに入ります。
「このウィッグは耳に髪をかけることはもちろん、人の耳のように曲げることができるんです。従来のウィッグカットでは出来なかった耳周りや耳後ろのカットなど、お客さまじゃないと試せないところを練習として試せる優れものです」
yukiさんが手がけるポウラちゃんのショートスタイルはこれだ!
「動きのあるショートボブスタイルです。前髪もショートバングにし、躍動感をプラス。表参道をオシャレして歩いているけど、ノリでこのまま遊園地に行ってしまおう!となってもおかしくないくらいのアクティブな感じです。このスタイルなら、遊園地の突風で髪が崩れても負けないですね」
- プロフィール
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BRIDGE
スタイリスト/yuki
原宿のヘアサロン、BRIDGEのスタイリストとして活躍する。
ヘアアレンジとボブカットを得意とし、個性とトレンドをミックスしたスタイル作りに定評がある。
【HP】http://artis-salon.com/