使っている人が少なそうなハッシュタグをつけて、見つけてもらう努力を！

―お二人が普段使っているハッシュタグは、既存のスタイル名を使ったものが多いですか？　それとも自分で作るオリジナルのものが多いですか？　

椛沢：オリジナルではないですが、既存のスタイルに自己流の言葉を付け足していますね。

私が打ち出している＃暖色カラーで調べると、ものすごくたくさん投稿が出てくるから埋もれてしまうんですよ。ただ、暖色カラーにしたい人はもちろんそのハッシュタグで調べると思うので使う必要があって。一方で、たとえば自分の暖色カラーに＃みかんカラーというオリジナルの名前をつけて投稿したとしても、それで調べる人はほとんどいないと思うんです。なので、＃暖色カラーというビッグタグの後ろに_yuzuと自分の名前を入れています。

Instagramで＃暖色カラーで調べたときに、検索候補に出てくるようにもう4年くらいずっと続けているのですが、投稿の数を積み重ねて、今では＃暖色カラーの次に私の #暖色カラー_yuzuが出るようになりました。

オリジナルのハッシュタグをゼロから考えてトレンドにするのは……あんまり自信がないです（笑）！

Haruka：私は既存のハッシュタグを使うことが多いですが、使っている人が少ないものを選ぶようにしています。例えば、＃ショートよりも＃ショートボブのほうが使っている母数が少ないですし、＃ボブよりも＃表参道ボブのほうが少ないので、見つけてもらいやすいんですよね。

―髪型を検索するときに地名を付けて検索するというのを初めて知りました！

Haruka：地名をつけたほうが、「実際に足を運べるかどうか」で選んでもらいやすくなるのかな、と思っています。お客さまからすると、せっかくかわいいスタイルを見つけても、遠方だと足を運べないですもんね。

椛沢：投稿に場所をタグ付けしている人も多いですよね。私はやっていないのですが、このお店を例にすると、隣にあるセントグレース大聖堂とか、近くの表参道ヒルズなど有名スポットのタグをつけると、ヘアは関係なくそのスポットのことを探している人の目にふと触れて保存してもらえることがあるかも……という狙いがあるみたいです。

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