美容師必見! 10分1000円「QB HOUSE」に学ぶ、目からウロコの時短カット3つの秘訣
骨格に基づいたカット理論で無駄を省いて効率アップ
カット技術の時短術
骨格をきちんと理解する
「短時間でカットするためには、人間の骨格をきちっんと理解していることが重要です。骨格を理解せずに頭の丸みに影響を受けてカットしてしまうと、のちにその影響を受けた箇所を修正しなければいけない手間が発生してしまいます。つまり、頭の形を理解してアプローチすることで、無駄な作業を省くことができるのです」
トップから切っていく
「一般のサロンは、ネープのほうから重さを積んで切っていくカット方法が基礎かと思いますが、我々の場合、“目的から切っていく”が基本。カットしに来ているということは、今よりすっきりさせたい人がほとんど。なので、トップから切り始めて全体のバランスを整えていきます。これも短時間でカットするための秘訣」
目的に合った技法で切り始める
「長さをつめるならワンレングス、ボリュームを出したいのならグラデーション、タイトにしたいのならレイヤー。お客さまの求めるスタイルが決まったら、その目的に合った技法でカットします。一般のサロンだと、ウェットカットで粗刈りしてから最後にドライカットで調整することが多いですが、我々はドライカットオンリー。最短工程で求めるスタイルに仕上げます」
ブロッキングしない
「どこからどこを切るか、骨格で決めるからブロッキングする必要はなし。もちろん、頭のハチを基準に、そこから上、横を感覚的にきちんと分けてカットしています。例えば、襟足の一番下の生え際の延長線上には必ず口角がある。首が折れる位置を指で抑えて、顔をまっすぐ向いてその指をすーっと前に持ってくると必ず顎先にくる。これが骨格。人類である以上、この骨格がずれることはありません。骨格を理解できていれば、ブロッキングしなくても求める長さや形にカットすることができます」