美容師必見! 10分1000円「QB HOUSE」に学ぶ、目からウロコの時短カット3つの秘訣
10分1000円カットでおなじみの「QB HOUSE」。圧倒的な安さとスピードが支持され、現在では国内487店舗、海外97店舗ものサロン数を誇るカット専門店として、急成長を遂げています。同じ美容師として気になるのが、カットのクオリティとサロンワークの実態。究極の時短カットを実践する「QB HOUSE」の教育研修長を務める江藤貴祥さんに、効率よくカットするための秘訣を直撃しました!
10分1000円のお手軽さが、お客さま にとっての価値
-「QB HOUSE」のコンセプトを教えてください。
「QB HOUSEが支持されている最大の理由は、お手軽さ。我々がいうお手軽さとは、約10分という短時間であること、予約が必要ないこと、ヘアカットのみのサービスといった高い利便性。それをすべて提供して、1080円という料金を低価格と思っていただけること。これが、お客さまとお約束しているコンセプトです」
―10分でヘアスタイルを完成させるために、どのような工夫をされているのでしょうか?
「効率化のポイントは、カウンセリング、カット技術、システムユニットの3つに大きく分けられます。短い時間で求めている仕上がりを把握し、最短技術でそのスタイルを作り、スタッフの移動時間をできる限り削減する工夫を施しています」
カウンセリングの時短術
カウンセリングは二者択一。YESかNOで答えてもらう
「お客さまを大きくわけると、変化を好む方と変化を好まない方の2つに分かれます。変化を求めるお客さまは、なりたいイメージや目的が明確です。一方、変化を好まないお客さまの中には、『すっきりと』や『いつも通り』といった抽象的なオーダーが多かったり、『どうしますか?』と漠然と聞かれても答えられない方も。また、あれこれたくさん選択肢を与えられることに煩わしさを感じる方もいらっしゃいますし、それだけ時間もかかります。
そういう方には、「耳は出しますか? 出しませんか?」「サイドは刈り上げますか? 刈りませんか?」と、二者択一で聞いてYESかNOで答えてもらいます。こうすることで、なりたいイメージを素早く引き出し、カウンセリング時間を短縮することができます」