美容師を志したときの「理想の美容師像」を思い出すことがモチベーションになる! RISEL/総店長・浅野宏明さんの「ポジティ部」【後編】
【Training 03】プラスのエネルギーで行動してみよう!
ポジティブ思考で仕事をするとどんな結果が生まれる? 成功法則を聞こう。
理想の美容師像は人それぞれ違う、だからやり方も人それぞれでいい
僕は、あんまり若手のスタッフとかに「こうしたほうがいい」「あれをやったほうがいい」って言うのが好きではないタイプ。だって、人それぞれ人間性が違うわけだから、やり方は一つじゃないし、どれが正しいなんて言えませんから。自分がこうやって成功したからといって、同じことをやればうまくいくというわけではない。だって、みんな自分がなりたい美容師像って違うはずですから。
だからこそ、「どんな思いで美容師になりたいと思ったのか、理想の美容師像を思い出す」ということを常に念頭に置いていてほしいです。これは、自分も忘れないように心がけていること。美容師になりたいと思ったときの理想の美容師像さえ忘れなければ、それを実現するために自分に足りないものを身に付けていけばいいだけ。それさえ忘ればければ、モチベーションが保てるし、目の前のことにくじけることもなくなるんじゃないかな。
偉そうなこと言ったけど、僕の美容師を目指そうと思った理由というのは「女性とおしゃべりしたいから」なんだけどね(笑)! 大好きな女性たちヘアスタイルでハッピーにしたいという気持ちは変わりません。
自分の頭で考えないと、自分の「売り」もわからない
僕は、技術を事細かに教えるわけではないんですよ。大まかな方向性は示しますが、やり方は個人の自由だし、自分の頭で考えて取り組むことが、自分の「売り」が何なのかを見つけることに繋がるからです。ですから、細かくカリキュラムに沿って技術を習得したいという人は、「ちゃんと技術を教えてもらっていないんじゃないか」と、不安に感じることもあるようです。
ただ、僕はアシスタントでも意見を尊重することは大切にしています。例えば、セミナーなどでも、僕が作りたいスタイルを伝えた上で、アシスタントにカラーを決めてもらったりするんです。そのカラーについて質問があれば、もちろんアシスタントに答えてもらいますし、他の美容師さんがそのスタイルを評価してくれれば、僕だけじゃなく、チームとしての喜びになります。
♦♦♦Training03のおさらい♦♦♦
美容師を志そうと思ったころの「理想の美容師像」を忘れないようにしよう