【速報】グランプリから入賞者を発表!!〜QJナビDAILYフォトコン〜 審査員punel佐藤真那人&齋藤剛×優勝者 福山祥太によるクリエイティブ談義
殿堂入り siki 伊藤竜さん @ryuu.i
「底しれぬクリエイション探究心に恐怖を覚えました」(佐藤)
佐藤:今まで見たことのない写真です。偶然の産物のように見せかけて、全くそんなことはない計算された作品だと思います。
これは真ん中から奥寄りの毛にピントが合わせられているのですが、ここは狙ってやらないと合わないです。ここに合わせているから、手間の髪とリップがキレイにボケている。こんな作品をつくる発想や技術を想像して、もはや恐怖する域というか、畏怖の念を覚えるレベルでした。
齋藤:こういう写真でフォトコンに応募するなんて新しすぎます。改めて類稀なセンスの持ち主だと思いました。伊藤さんは審査員もされている方ですし、これは殿堂入りということで選ばせていただいています。
エントリーの時の2枚目3枚目のお写真
リクエストQJ賞受賞 LECO 近藤有紗さん作品 @leco_arisa
【リクエストQJ編集部より】
リクエストQJ編集部では『タブロイド判re-quest/QJ』の表紙にするならどの作品がよいか? という観点で選考をさせていただきました。こちらの作品は、抜ける空の色と黒髪、ファッションの落ち着いたカラーのコントラストが目をひく作品ということで選出。ヘア、ファッション共に攻めたスタイリングながらもナチュラルな色使いのバランスが絶妙!特徴的な画角も目をひきました。
■総評
「インスタを使った作品投稿の進化を感じました」(佐藤)
佐藤:全体としてカラー技術の高さを感じました。攻めている色に挑戦している人もいて、見ていて気持ちよかったです。
また、あえて一眼で縦長の画角で撮影するなど、Instagramにアップしたときの見られ方を考慮する人も増えて、作品投稿も進化しているんだなぁと感じました。
「街を歩いていても違和感ないくらいのナチュラルな作品が多かったです」(齋藤)
齋藤:カジュアルに応募できるコンテストだったんですけれど、作品のクオリティは高かったですね。しかも、街を歩いていても違和感がないくらい、フィットしている作品が多いように感じました。僕は美容師がつくるガチガチの作品よりも、自然な感じが好きなので、どれを選ぶか本当に悩まされましたね。
佐藤:今回選ばれなかった作品にも、いいものがたくさんありました。もう少し数をこなせば一段とよくなるんじゃないかなと思う人もいましたね。なので、コツコツ撮影をして、見返して、成長を実感しながら、サロンワークと並行して取り組んでいただきたいです。そしてまたコンテストにチャレンジしてください。
齋藤:僕もまだまだ修行中ですが、上達したいと思ったら上手い人の真似をするところがスタートだと思います。そこから次第に自分の色が出てくるものです。だから、高く評価されている作品を真似して、センスや感性に触れることが大事だし、それを続けていくと、いつか自分らしい雰囲気を出てくるんじゃないかなと思います。みなさんもまたぜひチャレンジしてください!