■グランプリ作品　フリーランス 福山祥太さん　＠fukuyama_shota

「サロンワークでここまでのクオリティを出せるのはすごい！」（齋藤）

齋藤：エントリーしていただいた作品を全部見て、一番目を引いたのが福山さんの作品でした。ライムグリーンのカラーもいいけれど、何よりこのモデルさんへのフィット感が素晴らしいと思います。

佐藤：パッと見たときの正面の雰囲気がいいですよね。カラーのテクニックと写真の雰囲気の合わせ方が絶妙にキレイだなと思いました。

福山：お二人ともありがとうございます！ 自分が好きなものを詰め込んだ作品で評価されたことが自信になりました。

齋藤：どんなことを考えながら作品を撮ったんですか？

福山：作品というよりは、サロンワーク中に撮影しました。なので、服はお客さまの私物だし、メイクもお客さまのセルフメイクです。

普段はブロンド系のカラーをしているお客さまなんですが、イメージチェンジをしたいということで、グリーンとイエローを混ぜて、イエローが少し強めのライムグリーンにしました。カラーは狙い通りの発色です。

あとは顔まわりの髪の毛も切り込むなど遊びを入れて、表情がより豊かな感じに演出しています。お客さまにも、カラーにもマッチさせることができたかな、と思っています。

齋藤：え、モデルさんじゃなくて、お客さまなんですね！ びっくりました。サロンワークでこのクオリティを出すのはなかなかできることじゃないですよ。

■齋藤賞 フリーランス 福山祥太さん

「インナーカラーと髪の毛の動きの絶妙なマッチング」（齋藤）

齋藤：同じ人だと全然気づかずに直感で「齋藤賞」を決めたんですけれど、これも福山さんの作品なんですよね。これはどんな感じで撮影したのですか。

福山：この作品はモデルさんも衣装も僕が選んでいます。インナーカラーを活かしたボブで、パーマっぽい質感を出すように意識しました。こちらは屋外で撮影したんですが、いい感じに柔らかい風が吹いていまして。なびいて顔にかかる毛のカールの質感が自然なアクセントとして撮れたのかな、と思います。

齋藤：すごくかわいいと思います。髪の毛の動きとインナーカラーの印象がマッチしている。モデルさんのトップスの雰囲気もいいし、トータルで見て選びました。さっきのグリーンもそうですけれど、このカラーを均等に染めるのは難しいです。技術力の高さもうかがえる作品ですね。

福山：カラーに関しては、齋藤さん、佐藤さんのオンラインサロンで学ばせてもらった影響も大きいです。かなり参考にさせてもらっています！

＞「一眼で撮るときもiPhoneのような雰囲気を出すのが好きです」（福山）