PEEK-A-BOO大川侑世が行き着いたホワイトブロンド。王道カットサロンの新時代突入か!? 屋台骨を支えるクリエイティブなデザイン力
2020年にデビュー。オンラインサロンで学びインスタに注力
入社5年目の2020年にデビューしたんですが、ちょうど緊急事態宣言の時期と重なってしまって。いったいどうなるんだろう、どうやってこれから集客していこうと思い悩み、あのときは先輩たちや他店の美容師さんにたくさん相談していました。それで、本気でインスタに取り組むことにしたんです。投稿スタイルはあれこれ考えましたね。美容師さんは文字を入れた動画を使っている方が多いですが、僕は一枚の写真で海外の人の目も引きたいと思ったので、写真をメインにビジュアルイメージを押し出す投稿にしました。日本語も入れていません。ちょっとかっこつけた世界観にしています(笑)。
投稿を始めて最初の半年は全く伸びなかったんですけど、1年経った頃にアップした一枚のハイトーンの写真がすごく伸びたんです。とくにそれだけ力を入れたわけではなく、いつもと同じように「いい写真を撮りたい」という気持ちだけで撮ったものだったんですけど、なぜかその写真がバズって。そこからお客さまが20人くらい来店してくださるようになり、狙っていたショートやボブの子が来てくれるようになりました。
始めの頃は、パーマの投稿もしていたんですよ。でもブリーチカラーの投稿が伸びたので、それからはカラーだけに絞って投稿しました。カラーをメインに発信するのは社内的にもどうかなと思って覚悟していたんですけど(笑)、お店の中で目立って先輩たちに勝てる武器がほしいなという思いがあったので、そこは自分軸で挑戦してみることにしました。ただ、カットを見せる写真の場合は、お店のイズムを崩さないデザイン性のあるスタイルを投稿するようにしています。アシスタント時代にカットはかなり勉強したので、まだまだとはいえ技術に自信もあるので。
ブリーチのデザインカラーを学んだのは、僕の場合はオンラインサロンです。他サロンのサロンワークを見学させていただいたこともありましたが、結果的にはオンラインサロンが想像以上にわかりやすくて勉強になりました。僕は齋藤剛さん(SOL代表)がすごく好きで、齋藤さんが主催されているオンラインサロンがとくに気に入っています。丁寧で本当にわかりやすく、サロンワークに対応した指導が満載で。以前、某コンテストに出場した時に、審査員が齋藤さんだったんです。実際にお会いできた時は嬉しくて、サインもいただいてしまいました。それくらいファンなんです(笑)。