女性美容師がつくった予約の取れない“ひとりサロン”。お客さまが絶えない成功の秘訣とは?
独立を一度も後悔をしたことはありません
ひとりサロンのデメリットをひとつあげるとしたら、「プレッシャーとの戦い」でしょうか。特に体調に関してのことですね。だって、どうやっても代打がいないから、どんなに体調が悪くても休むわけにはいきません。独立してから今日までは、ずっとそのプレッシャーとの戦いだったのは事実です。
でもそれ以外の部分では本当にストレスフリーですよ。がむしゃらに働いてはいるけれど、自由といえば、自由。おやすみだって、お客さまに正直に事情を話せばとることもできます。おかげで仕事のために何かを諦めることもなく、美容師業も母親業も、すべてやりきってきたなという感じはありますね。
私は本当に独立してよかったと思っていまし、一度も後悔したことはありません。独立前の私みたいにお客さまに対して全部を自分で担当したいのに、ともどかしく思っている人には、確信を持ってマンツーマン美容室をおすすめします! 責任もプレッシャーもやりがいも、毎日実感できる働き方の選択だと思います。
- プロフィール
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髪工房 千家
代表/砂川千明(すなかわちあき)
美容専門学校卒業後、埼玉県内の多店舗経営サロンに就職。1997年独立、埼玉県草加市に完全予約制マンツーマンサロン『髪工房 千家』をオープン。今年20周年を迎え、次の20年間を見据えてサロンリニューアル予定。
(取材・文・撮影/QJナビ編集部)