女性美容師がつくった予約の取れない“ひとりサロン”。お客さまが絶えない成功の秘訣とは?

SNSでお客さまを呼ぶ仕掛け、「リアルサロンワークシリーズ」とは?

 

 

広告宣伝費はかけていませんが、発信は積極的にし続けています。

 

以前はブログ、今はフェイスブックを中心としたSNSを使っています。私にとってSNSは自分を売るツール。実際、SNSをきっかけに私を知ってくれて、若い世代のお客さまや県外のお客さま、また美容師の方が訪れてくださることもあります。

 

直接会ったことのない人に、あの人に会いたい、あの人に髪を切ってもらいたい、と思ってもらうにはどうしたらいいのでしょう。私は人間性を売るのと同時に、技術も見せていかないとと考えています。

 

そういった意味で一番効果を感じているのが、お客さまのビフォア・アフター写真や、サロンワーク中の動画をアップする、リアルサロンワークシリーズです。きれいなモデルさんを起用したヘア写真をアップするサロンさんは多いですが、お客さまが最も求めているのはたぶんリアルなサロンワーク。リアルなものほど親近感も湧くし、自分に置き換えて感じることができると思うんですよね。既存のお客さまを口説いて、ほぼ毎日アップするようにしています。

 

写真を撮ってSNSにアップさせていただくことになってから、エプロン姿で来店されていたお客さまがお出かけ仕様の服装でこられるになったり。お客さまにとってもいい影響になっているようで楽しいですね。

 

美容師を続けたいなら、集客をし続けないと

 

 

予約がいっぱいなのに、なんでそんなに発信をがんばるのって思われるかもしれません。でも美容師はお客さまを増やす努力をずっとし続けないといけない仕事です。

 

どんなに失客が少ない美容師でも、引っ越しや就職、結婚など、いたしかたのない理由による失客は少なからずあります。私の場合はご近所に住む高齢のお客さまも多く、将来、こられなくなってしまうことも考えなければいけません。

 

もちろん今いるお客さまの来店スパンを短くすることも有効です。まめに通っていただければ、いつも綺麗でいただけますしね! ただそうであっても、今いるお客さまだけで充分というスタンスでやっていたら、いつかお客さまは減っていく一方になってしまいます。

 

わたしはこの仕事をあと20年、30年と続けていきたいんですね。そう考えるとひとりサロンであっても、集客への意識は常に持っていないといけないと思っています。

 

> 常に付きまとう 「プレッシャーとの戦い」

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング