女性美容師がつくった予約の取れない“ひとりサロン”。お客さまが絶えない成功の秘訣とは?

2人きりという贅沢な空間がお客さまを魅了

 

 

私のコンセプトは完全なるマンツーマンサロンであることです。どんなに予約希望をたくさんいただいても、ぜったいに予約時間をかぶせないようにしています。

 

大きなサロンに通われていたお客さまがこられると、完全なるマンツーマンの贅沢な空間にびっくりされますね。何回か通われたら、もう人がたくさんいるサロンには戻れないみたいです。

 

マンツーマンでの接客は、心療内科のカウンセリングのような感じだなと思っています。

 

お客さまからは髪のことだけにとどまらず、いろんなことを相談されます。それってやっぱり2人だけの空間だからこそだと思うんです。悩んでいる方にもサロンを出るときにはポジティブな気持ちになっていてほしい。だから施術中はずっと喋り通しのことも多いですね。

 

今でもセミナーを受講するし、ウイッグも切ります

 

 

「ここにくると髪もきれいになるし気分もリフレッシュするから、また千明さんに会いにこよう」。そう思ってもらえたらうれしいじゃないですか。そして、そう思ってもらえているからこそ、長年おつきあいが続いているお客さまが多いのかなとも思います。

 

ひとりサロンをやっていると、お客さまとじっくりお付き合いできますし、比べる相手もいませんから現状に満足してしまいがちという話もよく聞きます。でも私の場合は逆ですね。常に自分を磨き続けたいという気持ちもありますし、青原界隈に負けないくらい流行を発信し続けていくことが自分の仕事だと思っています。今でもセミナーに積極的に参加していますし、セミナーから帰ったらウイッグで復習することも欠かしていません。

 

マンツーマンサロンであることは確かに大きな特徴です。でもそれは環境。美容師としての技術や接客、提案のなかにも、お客さまにとってわざわざここにくる価値を感じてもらえるものがなければ、美容師をやっている意味がないと思うんです。

 

なぜ都内や県外から、埼玉の郊外のうちのサロンまでわざわざお客さまがきてくれるかというと、私のところにくると、手入れが楽だとか、これまでの自分の殻を破るきっかけをくれそうだとか、信頼して任せられるとか、マンツーマンという環境だけでなく、私自身に何か理由を感じてくれていらっしゃるからなんですよね。マンツーマンサロンを長く続けたいと思ったら、そういったものを自らつくっていくことが大事ないかと思います。

 

>長く続けたいなら「ひとりサロン」だって集客は必要!

 

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