美容師お宅訪問第4回 大きな窓から差し込む光にナチュラルアンティークが映える内山さんのお宅
〝特別〟ではなく、普通に過ごすことで生まれる美容師としての魅力
Q. お子さんのおもちゃは、天然素材のものが多いですが、これも内山さんのこだわりですか?
A. これは妻のこだわりですね。購入するおもちゃは基本的には木でできたものがほとんどです。
Q. ご自宅は奥さまのこだわりも大きいんですね。
A. そうですね。
妻は料理が好きなのでキッチンや器へのこだわりもありますし、お客さまにお話ししたり紹介できるような家具や雑貨を集めてくれています。休日も、お店づくりの参考になるところやお客さまにお話できるスポットを、妻が探してくれて足を運んでいます。
僕の場合、美容師は技術だけを売るものという風には考えていなくて、ヘアスタイルもその人の生活や幸せに寄り添うようなものにしたいと思っているんです。特別なヘアスタイルではなく、普通のヘアスタイルだけど、もちがいいとか。それに加えて、会話の中でもいろいろな話ができたり、それこそおすすめの家具を紹介したりとか、そういうことができるようなゆとりがあるような人だと、お客さまにもゆとりをもってもらえるんじゃないでしょうか。
Q. ゆとりある心身を保つため、に自宅でしていることはありますか?
A. 妻が料理好きなのもあり、口にするものは気をつけて体調管理をしている感じですね。運動は全然しないので(笑)。生活の上でも、特別なことをするよりは、感情が波立たないように本当に普通の生活をして、心身のバランスを整えています。
あとは、寝具は結構気にしていますね! スタッフの結婚祝いはだいたいベッドを贈っています。美容師って睡眠時間が少なかったりするので、ある程度いいものを使った方が同じ睡眠時間でも次の日に疲れが残らないし、ぐっすり眠ることができますよ。
- プロフィール
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内山 彬(うちやま あきら)
日本美容専門学校卒業後zest 吉祥寺店に入社。その後LIM hair シンガポール店に勤務し、美容師をするかたわら、ハイブランドのファッションショーのヘアメイクなどを手がける。帰国後、独立してtuta project companyオーナーに。高円寺を中心に7店舗を展開する。
(文/須川奈津江・撮影/菊池麻美)
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