【後編】高木さんと陽介さんが振り返るOCEAN TOKYO10年の波乱万丈とこれからの10年

 

2023年9月にOPEN10周年を迎えたOCEAN TOKYO。この10年間先陣を切って走り続けてきた代表取締役の高木琢也さんとOCEAN TOKYO Sunny代表の陽介さんに取材を決行! メディア初公開のオフィススペースで、波乱万丈だったというこの10年の振り返りと、この先10年の野望を話していただきました。前編はこれまでの10年のこととOCEAN TOKYOが時代にもたらした変化について話していただきました。

後編は現在のOCEAN TOKYOの戦略とこの先の10年についてです。

 


 

3カ月ごとに社内の方針を決めるキャプテンが交代! 常に新陳代謝を促すシステムに

 

 

―前編では、OCEAN TOKYOのこれまでの10年とメンズ美容の変化について話していただきました。後編ではまず、現在のOCEAN TOKYOの方針や戦略について伺いたいです。

 

高木 今、社内の戦略の指揮を執る人は選抜されたメンバーがプレゼンで競って3カ月ごとに決めているんです。昨年までは副社長の三科(光平)が長くキャプテンを務めていましたが、同じ人が続けるのではなくて、人自体を変えていったら戦い方にも変化が表れるだろうというもくろみです。

サッカーと同じで、フォワードの人がキャプテンになったら攻撃的なチームになるし、ディフェンダーがなったら守りが強いチームになるというイメージ。

キャプテンマークを渡してその時に合った戦略で闘う。その方が絶対面白いから。

 

 

陽介 それで今回僕がプレゼンで勝利して10〜12月のキャプテンを務めます。僕は営業戦略部の統括でもあるので数字は常に意識しています。特に12月は業界的にも繁忙期ですよね。 ですが、12月に最大値の売上を獲得するには 10月11月でどう動くのか?が重要。

 

前の3ヵ月のキャプテンは七五三掛が務めていて、七五三掛は人事部の統括をしているので、人事目線で考えた「基礎」を構築してくれました。その「基礎」をベースに、さらにアップデートしていくことが僕のターンです。 “お客さまを感動させる”をベースとして、「どうやったらお客さまをもっと感動させファンにできるか」を営業戦略の視点から具体策を提示し、実行させていく。いわば最大値に向けた「加速期間」を設けることが、一番の近道だと考えています。

 

また、新たに技術部という部署を発足させ、パーマ、カラー、縮毛矯正のスペシャリストを育成し、業界最先端の技術と知識を学べる環境を作ることで『やっぱりOCEANTOKYOって上手い』と誰が見ても思うような集団にしていくことも僕の戦略のひとつです。 3ヵ月って短いスパンと思われるかもしれませんが、自分のやりたいことを濃縮して過ごせる時間だと思うし、僕の中ではその次の3カ月の戦略を考えているので、次回のプレゼンも勝ちとることができると思うので、常に自分がキャプテンマークを巻き続けることを視野に入れています。

 

 

高木 今の美容室ってカットやカラーやパーマなど得意な技術で打ち出していることがほとんどで、今はそれでいいかもしれない。でも、それって必ずしも長くは続かない。だから、俺たちは変化しなきゃいけないんですよ。

普通だったら、例えば店長は店長のまま降格することってないじゃないですか。でも、今回陽介がキャプテンになったのは昇格なんです。逆に、プレゼンに落ちたら降格ということになっちゃうわけだけど、幹部も常にレギュラーというわけではない。サロンもブランディングも年を取るものだけど、若い奴が新しいアイデアを持っているんだったらそれに乗っかればいい。

最終ジャッジは俺だけど、俺がトップダウンですべて決めていたら何も変わらないしつまらない。キャプテンになったら自分の思い通りに組織を動かせるし、給料も上がる。スタッフたちも、役職につきたい人は誰でも挑戦できる環境にしたかったんですよ。

 

 

陽介 僕、プレゼンのときは毎回大汗かいているんですよ。自分の中で戦略を立てて話し方も工夫して、どうしたらその場にいる仲間を納得させられるか熱を込めています。上にあがっていけるチャンスがあるめちゃくちゃ面白い会社ですよね。

ただ、下の人たちにとってはキャプテンが変わったからと言って毎回コロコロ方針が変わるわけではなくて、会社として、そして三科や七五三掛と僕が目指しているゴールは同じ。そのゴールに向かうルートがキャプテンによって異なる……というイメージですね。

 

 

―変化を恐れず、どんどん新陳代謝を促しているわけですね。

 

 

>10年先も20年先も、常に若者を応援し続けるブランディングでありたい

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング