今どきメンズの憧れ!「OCEAN TOKYO Harajuku」代表取締役の三科光平さんが業界の第一線にいるワケ 後編-
どういうSNS投稿がお客さまに受けるのか? マーケティングしています
-三科さんのTwitterのフォロワー数は17万人を超え、YouTubeで上げているスタイリングの動画も人気です。SNSで情報発信するときに気をつけることはありますか?
SNSで発信する前に、すでにマーケティングをしています。Twitterでスタイルを出して、どれだけリツートされたか、コメントが入ったかなどの情報から、どういう長さ、色、写真の雰囲気がお客さまに受けるのかというのを事前にマーケティング。そして「これは確実に当たるだろうな」というものを発信しているんです。動画に関しては、Twitterで質問の多いスタイリングをやったり、やってほしいことを募集したりして、情報を発信しています。
-三科さんがこれから挑戦したいことは何ですか?
SNSでの発信はこれからも力を入れていきたいと思っていますが、それ以外にもイベントをやったり、ライフスタイルに絡めた情報発信をしたりと、常に先駆者でありたいと思っています。
僕個人の目標としては、今は経営者なので、自分自身の売り上げを上げることよりも、ほかのスタイリストの売り上げを上げることを考えているんですが、自分のために何かを挑戦してみてもいいかな、と思っています。30分に3人ずつカットして、1日50〜60人くらいのお客さまを担当する。そんなことにも挑戦してみたいですね。
-前編のインタビューで、スポーツでもなんでも、ある程度で満足してしまうとおっしゃっていましたが、美容はどうですか?
毎日、同じ切り方をしていても、人によって髪質も違うし、ベースの髪も違うので、まったく同じにはならないんですよね。お客さまがどのようにスタイリングするか、なにを使うかでも、スタイルが変わってきます。それに来店していただくたびにスタイルを変えてあげるのも面白い。前回のスタイルについての感想をカウンセリングで引き出して、ダメだった部分は改善する。言ってみれば常に練習しているみたいな感じです。だから美容にはまだ満足していませんし、これからも美容を追求していきたいですね。
- プロフィール
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OCEAN TOKYO Harajuku
代表/三科光平(みしな こうへい)
今、もっとも勢いのあるサロンであるOCEAN TOKYO原宿店の代表取締役。メンズに人気のスタイル、バブルマッシュの生みの親でもあり、予約も数ヶ月待ち。Twitterの情報やYouTubeでのスタイリング動画が理論的で分かりやすいと評判。
(取材・文/池山 章子 撮影/河合 信幸)