「オーラを引き出すメイク」でスターダムを駆け上がる! 超感覚派、Null葉月さんがメイクで生み出す世界観の先に見据えるものは?

 

『オーラを引き出すメイク』をSNSで発信する、メイクアップアーティストの葉月さん。発信しているBefore・Afterの投稿には、「魔法みたい」というコメントが並ぶほどの魅惑的なテクニックで、多くの女性を生まれ変わらせています。

さらに、その深い表現力はもちろんのこと、なりたい自分を肯定して、優しく、時に厳しく背中を押してくれる葉月さんのマインドにも数多くのファンが。

では、オーラメイクを生み出した葉月さんご自身は、一体どんな人なのでしょうか? これまでの歩みや『オーラを引き出すメイク』を始めたきっかけ、仕事への想いなどについて伺いました。

 


 

サロンを辞めてメイクの仕事とSNSだけ、社会人1年目の崖っぷち生活

 

 

私が初めてメイクの仕事がしたいと思ったのは中学生の頃。その頃から、何の根拠もなく「メイクで有名になって、いずれは海外でメイクアップアーティストとして活躍する」自分の姿が見えていたんですよ。その夢は今でも変わっていないし、より現実的になっています。

 

美容専門学校を卒業して新卒で就職したのは、ヘアメイクに限らずやりたいことは何でもやっていいという自由な方針の東京のサロン。そこはアシスタント期間がなく、無料でモデルさんを入れて実践の中で技術を習得していく形だったんです。なので、カラーの技術などはお客さまをやりながら一通り身につけていたのですが、やっぱり技術はちゃんと誰かに教えてもらいたいな、と思って8カ月後に別の会社に移りました。

でも、私は誰かに「こうしなさい」と言われてそのとおりにすることが本当に苦手で……(笑)。メイクの仕事がしたいという想いもあって、2社目は2週間ほどで辞めて、すぐにフリーランス……というよりは、一度フリーターになったんです。

 

 

美容師の時のお客さまが渋谷でカフェのオーナーをされていて。そこでイベントをさせてくださいと提案して、メイクや、当時やっていたジャグアタトゥーのイベントを開くことになりました。イベント期間にだけやっていたので定期的に仕事があるわけではなかったのですが、バイトは絶対しないって決めていたんですよ。メイク以外の仕事でお金を得るとやりたいことがブレると思ったので、とにかく貯金が尽きるまではイベントを開きながらSNSで動画を発信して、自分のできることをしようと決めていました。

 

その頃、メインで発信していたのはTikTok。私自身は働く場所もお金もない崖っぷちの時期を過ごしながらも、「性格も変えるメイク」としてTikTokに上げた、ヘアカラー、メイク、ファッションのトータルで生み出すBefore・Afterのスタイルが120万再生ほどバズったんです。それで一気に認知が広がり、私にメイクをしてほしいというお客さまがどんどん増えていきました。そこから、集客のためにInstagramでの投稿にシフトしていった形です。

 

>お客さまに合った完成形がオーラのように見える「オーラを引き出すメイク」

 

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