若手スタイリスト向け! 成功脳を手に入れて、お客さまをファン化する簡単メソッド|美容業界NO1エンタメ型成功コーチ 中野友介さん
手段がわかれば人見知り美容師だってファンをつくれる!
-お客さまにファンになってもらうにはコミュニケーション能力も重要のように思うのですが、どうやって高めていけば良いのでしょうか。
人と人が仲良くなるのには法則があります。2人の間に「ラポール」をつくれると、コミュニケーションが生まれ、良い人間関係が築かれていきます。ラポールとは、フランス語でかけ橋という意味。コミュニケーション能力は才能や感性だと思われがちですが、ラポールにはつくり方があります。つくる手段さえ知っていればたとえ人見知りの人でも、お客さまと仲良くなれ、ファンになってもらえますよ!
-具体的にはどうやってラポールをつくれば良いのでしょう?
共通の話題や趣味があれば簡単です。でも新規のお客さまとの間では、その方の趣味や嗜好がわからないところからのスタートです。そういった場合、ラポールづくりの初歩としては「ペーシング」を意識することをおすすめします。
ペーシングとは相手にペースを合わせること。話すのが早い人には自分も話すのを早く、動作もてきぱきと、ゆっくりな方には自分もゆっくり話し、動作もゆったりとしてみてください。ペースが合わないとイライラや居心地の悪さの原因になりますし、ペースが合えば昔からの友達のような居心地の良さをもたらします。共通の話題ができるまでは心地良さという面でラポールを築き、それから共通の話題を探っていくと良いと思います。
あと単純接触回数の効果も見逃せません。心理学の世界で単純接触効果と呼ばれているテクニックなのですが、人は繰り返し接してくる相手に対して好印象を持ってしまうという性質があるのです。スタイリストになればお客さまと接する機会はより増えると思いますが、ヘアカラーやパーマの放置時間なども見逃せません。その際のポイントは、深く話しこまないこと。簡単な会話のキャッチボールを、回数多く積み重ねていくことで効果が高まっていきます。