若手スタイリスト向け! 成功脳を手に入れて、お客さまをファン化する簡単メソッド|美容業界NO1エンタメ型成功コーチ 中野友介さん
-多くのお客さまに支持されたいと思っても、サロンにはさまざまなタイプのお客さまが来ます。どんなお客さまにも自分を気に入ってもらうのは難しそうです。
苦手なタイプのお客さまがたくさんいるとか、お客さまに受け入れてもらえないと感じている人は、実は自分のほうがお客さまを受け入れられていないということもあります。苦手意識や分かり合えないだろうなというマイナスの感情は、無意識であっても確実にお客さまに伝わっています。そうなるとお客さまも、担当美容師のことを受け入れられるはずがありません。
たとえば、いつも同じパターンで仕事をしていないかどうか。ご自分のサロンワークを思い出してみてください。パターンが決まってしまっているということは、自分の枠がそれだけ狭く、固まってしまっているというということです。自分とは違う価値観やタイプの方を受け入れられなくなってしまっているのです。
ですからもしも伸び悩んでいるとしたら、自分のパターンを壊してみてください。パターンを壊していかないと、人って成長していかないんです。
-自分のパターンを壊すと、どんな成長につながるのですか?
パターンを壊して新しい経験、新しい感情、新しい物と出会うことで、自分とは異なるタイプの人の視点や感情、思考を理解できるようになります。自分の枠が多面的に広がりますし、どんな人や物事も受け入れられて、許せるようになります。お客さまに対して自分側の好き嫌いがなくなれば、多くのタイプのお客さまからも受け入れてもらえるはずです。
成長する人、売れる人、成功する人に共通で必要なのは、応援してくれる多くの人を持つこと。パターンを壊すことで、どんな人とも一瞬で仲良くなれ、応援してもらえる自分がつくれます。
-パターンを壊すには、どんなことをしていけば良いですか?
僕はセミナーで「パターンブレイク」というトレーニングを導入しています。その中で1人でもできるおすすめの方法が、コンビニエンスストアに行って、普段は買わないものを買ってみるというトレーニング法です。
コンビニって、ベストセラー商品しか置いていないですよね。自分が普段買わないものでも、他の人にとってはお気に入りの商品なわけです。この商品の良さってなんだろう、この商品を普段から買っているのはどんな人だろう……と、自分以外の人のことを理解するのにうってつけの場所なんですよ。
パターンブレイクはクセづけることをおすすめします。仕事や暮らしの中で自分の中でパターン化してしまっているものを見つけ、些細なことで良いので1日ひとつ、パターンを壊していってください。ちなみに僕のトレーニングでは「そうだ、パターンブレイクしよう!」が合言葉。みなさんもコンビニに行くたびに、頭の中で呟いて、買ったことのない商品を手にしてみてはどうでしょうか。