新世代エースを探せ! 雑誌からオファーが殺到中。Rougy二階堂雪さんの“愛され力”とは?

繊細な技術を持ち、寛大な心で私の意見を受け入れてくれた薫森

 

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-長い時間をかけてカットのテストに受かった経験が今に活かせているなと思うことはありますか?

 

ベーシックの大切さを、しっかりと学ぶことができたのが大きいですね。ベースができていないと自分らしいスタイルも見つけられないし、カットがよくないとスタイリングも決まらないんですよ。たとえ美容師はスタイリングできたとしても、お客さま自身でスタイリングができないような難しいスタイルになってしまいます。長い時間かかった分、ベーシックの大切さを身体にしみこませることができたというのは、大きな糧になっていると思います。

 

-ではアシスタント時代にうれしかったことは?

 

アシスタント3年目から薫森(*2)についていたので、お客さまにもよく覚えていただいて、目をかけていただきました。アシスタントではあるのですが、プロとして扱ってもらえたんです。

 

実は、「デビューできるのかな」と不安になって、美容師を辞めたいなと思っていた時期があったのですが、そのときもお客さまに声をかけていただいて。スタイリングの仕上がりを褒めていただいたり、喜んでいただいたり、お客さまとの関係性があったからこそ、辞めずに済んだんだと思います。もしかしたら薫森がお客さまに「あの子、辞めたいと思ってるから、励ましてあげて」というようなことを言ってくれていたのではないかと疑っているのですが(笑)

*2 薫森正義氏。Double 出身のスタイリスト。現在はRougyディレクター/店長を務める

 

-そのあと上原さん(*3)、薫森さんについて、Rougyへ行きましたが、もともと一緒に行くつもりだったのですか?

 

実は、正式には誘われていなくて、「行くのかな、行かないのかな。でも、一緒に新しいサロンの物件をみに行っているし、一緒に行くんだよね?」といった感じだったんです(笑)。私の中では、ついていかないという選択肢はなかったんですよね。Doubleに入ってずっと薫森のアシスタントにつかせてもらっていたので、そこが私の居場所と言うか、最後まで薫森のアシスタントを全うしてからデビューしたいと思っていたんです。

*3 上原健一氏。現Rougyオーナー

 

-はたから見ていても、薫森さんと二階堂さんって、ものすごくいいコンビに見えますが、二階堂さんにとって薫森さんはどんな先輩ですか? 

 

おおざっぱな私とは全然違う方です。薫森の繊細さは本当にすごい! ただ、デザインやカットに対しては繊細さを持ちながらも、「言いたいことは、言っていいから」という寛大なスタンスだったんです。そういう意味では、アシスタントについていても気持ちがとても楽でしたね。営業のまわし方で言い争いになったこともありますし、そういうことを許してくれるのも、薫森の度量の大きさだと思います。

 

-褒められることは?

 

いやぁ、なかなか褒めてもらえないですよ(笑)。でも言葉に出さないだけで、いつも陰ながらサポートしてもらっています。薫森が雑誌の方やお客さまに私のことを推薦してくれている、と周囲の人から聞いたことがあって。

 

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>雑誌編集者に愛される理由は?

 

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