新世代エースを探せ! 雑誌からオファーが殺到中。Rougy二階堂雪さんの“愛され力”とは?

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モードなカッコよさの中に、絶妙なヌケ感を忍ばせたデザイン提案が人気のヘアサロンRougy。代表の上原さん、トップスタイストの薫森さんに続けとばかりにメキメキと頭角を現しつつあるのが、デビュー3年目の二階堂雪さんです。ガーリー系から大人系まで、さまざまなジャンルの雑誌で活躍し、各誌の編集者たちからも愛されているスタイリストさん。二階堂さんはなぜ各雑誌からオファーが殺到しているのでしょうか? その秘密を探ります。

 


 

 

忙しさを言い訳にして練習が疎かに。だからチェックに落ちてばかりでした

 

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-二階堂さんが美容師になろうと思ったきっかけは?

 

私の髪は、量が多くてさらにクセがあるせいで、とにかく広がりやすいんです。それがずっとコンプレックスで、髪をずっと伸ばしっぱなしにしていたんです。髪を切るにしても、毛先を揃える程度でした。だけど高校生のときに、地元でおしゃれだと評判のヘアサロンに行ったことがきっかけで髪型を変えたんです。

 

お店の方が「絶対に、あなたの髪を活かせるから」と髪をカット。そのときはセミロングくらいから、初めてショートボブにしたんですが、想像以上にその仕上がりが素晴らしくって。「コンプレックスだった髪がカットでこんなに変わるんだ」とすごく感動しましたね。そこから、美容師になりたいと思うようになりました。このサロンではのちにアルバイトをさせてもらうことになり、経験を積みました。

 

-学校に卒業したあと、就職先にDoubleを選んだのはなぜですか? アルバイトをしていたという地元のサロンに就職するという選択肢はなかったのでしょうか?

 

もともと、美容師になるなら東京で仕事をしようと決めていたんです。アルバイト先のスタッフたちもみんな、東京で仕事をしていた方達ばかりだったので、「絶対に行った方がいいよ」と背中を押してくれました。

 

就職先にDoubleを選んだのは、センスが好きだったから。雑誌などで『この髪型、素敵だな』と思ったら、ほとんどがDoubleのヘアスタイルだったんです。でも、決め手となったのは、オーナーの山下さん(*1)の人柄ですね。専門学生時代に山下さんに髪をカットしてもらったことがあるのですが、オーナーなのに、というよりも、その当時はすでにカリスマ中のカリスマだったのに、全然飾っていなくて、偉ぶってもいなくて、とても親しみやすかったんです。それで、山下さんの下で働きたと思って就職しました。

*1 山下浩司氏。Doible/HEARTSのオーナー

 

-アシスタント時代に苦労したことはありますか?

 

毎日、とても忙しかったのは覚えていますが、苦労したというふうに感じたことはなかったですね。今、目の前にあることをこなしていくことに精一杯で、大変だとか、苦労しているとかを考える暇もなかったんです。ただ、その忙しさにかまけて、その分、自分の練習がおぼつかなかった面はあると思います。撮影のモデルハントだ、ヘアショーだと多忙な日々を送っていたことを理由に、自分の練習をおろそかにしてしまったんです。忙しくてもできる人はできるので、自分に甘かったな、と今は思いますね。

 

練習不足がたたったのか、Doubleのキモであるカットでつまずいてしまいました。とくにグラデーションは、いつまでたってもテストに受かりませんでしたね。同じ動きができる人は、グラデーションも上手にできるのですが、性格的にもおおざっぱなのもあり、なかなかキレイにできなかったんです。練習会でカットのチェックをしてもらって、「ここが悪い、ここを直せ」と的確に指示をしてくれるんです。だから、そこを次週までに直せば受かるのに、練習不足で直らない。その繰り返しでした。

 

>師匠である薫森さんのすごさとは?

 

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