【髪質改善】nex宮本栄一が本領発揮。最新処方と薬剤選定で驚きのツヤ髪に。Adele川端ダニエル康平も友情出演するYouTube動画に注目！
トリートメントの要、アウター処理
宮本：レブリン酸とかグリオキシル酸とか、カラーもですけど、湿熱を与えてあげるとよりいいですね。こういう炭酸プロピレン系のものって、これだけで良いんですか？って聞かれます。この後に脱水縮合をやっちゃうとその場限りのツヤは出るんですけど、お客さんが綺麗になったかと感じられるかどうかは疑問です。結局、お客さんは自分の手触りで効果を感じるものだと思うんです。だからそこを分からずに施術するのは、美容師のエゴでしかないのかな、と。架橋剤を使えばみんながみんな綺麗になるのではなくて、その上からどれだけ表面にプロテクションのようなものをかけていけるかがポイントかなと思います。
ダニエル：アウター処理の考え方としては、全くその通りだと僕も思います。
宮本：従来の重いトリートメントのような、しっとり仕上がるのが個人的には好きじゃないんです。髪の毛１本１本がしっかりしていて、でも毛先がまとまるという質感をお客さんが求めているので、美容師としてもそこを重視していきたいですね。
ダニエル：被膜系は宮本さんは使わないんですか？
宮本：使います！使います！ 使うんですけど、ホント薄付けで作っていく感じですね。重めのシリコンはあまり使いたくはないなと思っています。
ダニエル：そちらは何でしょう？
宮本：これはコンプレックスです！ 分かりやすく言うとシャンプーとトリートメントのようにプラスとマイナスが強烈に重なって被膜がツルツルになってしまうんですけど、これを意図的に起こせるのがコンプレックス剤です。ちなみに今回は軽めの、みんなに好まれやすい質感になるコンプレックス剤を使っています。
【まとめ】
薬剤スペシャリストとして活躍する宮本さんが、豊富な知識を生かして、サロンで行っている髪質改善トリートメントを実演。一般的なシステムトリートメントとは違い、髪の履歴や素材を見極め、臨機応変に薬剤をコントロールする宮本式オリジナル処方をありのままに披露してくれました。付けムラが出ないようチェンジリンス式にしたり、薬剤の濃度、次の工程に配慮した薬剤選びなどきめ細かな工夫や配慮も印象的。友情出演してくれている川端さんとのトークからも、美容師それぞれに考え方やアプローチの違いがあることも見えてきます。今回は前編として宮本さんの髪質改善を見せてもらいましたが、後編では川端さんが施術を担当します。こちらも必見です！
- プロフィール
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宮本栄一 EIICHI MIYAMOTO
nex 薬剤スペシャリスト
1994年生まれ。都内有名店で経験を積み、縮毛矯正や髪質改善の高度な技術を強みにセミナー講師として活躍。その後、『nex the salon』に参加。1300名の会員数を誇る美容師向けオンラインサロン「nexアカデミー」で縮毛矯正を担当。手厚い指導に高い支持を得ている。
Instagram:eiichi_st
- プロフィール
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川端 康平 かわばた こうへい
髪質改善専門サロン『Adele（アデル）』代表
1992年生まれ。都内有名店を経てフリーランスになり、髪質改善専門サロン『Adele』を立ち上げる。髪質改善とカラーで注目を集め、コンサルティング事業の売上は年間2000万、Instagram運用noteは月間1300万を達成。さらに今年10月から髪質改善オンラインサロン「神風」をスタートさせ、現在の会員数は約300名。 Instagram:daniel_kouhei
（文／QJナビDAILY編集部 動画制作／トカジショウタ）
