辛口覆面調査員を唸らせたマツエクサロン! 女子に自信を持たせるそのサービスとは?
覆面調査当日。渋谷に向かったミステリーショッパー
降り立った場所は、渋谷駅。ハチ公口からスクランブル交差点を渡り、歩いて10分ほどの雑居ビルが立ち並ぶエリアへ。築ウン十年が経過したかと思えるほどの寂れたビルが並ぶ中にサロン「B」はありました。
サロン内に入ると、スマホを片手に持ったまま受付をする女性スタッフが。『いらっしゃいませ。お待ちしておりました』という彼女の顔に笑顔は一切なし。どこかやる気がなさそう。こんな態度のスタッフがいるお店は大丈夫なんだろうか?と一抹の不安が…
『予約しておりましたAです』
『A様ですね。ではこちらのソファにおかけください』
そういってアンケート用紙を渡してくれた受付女性スタッフ。
アンケートを書きつつ横目でチラリと見た店内は狭く、施術イスが6つほど。
店内はガーリーに装飾されていて、メルヘンチック。雑誌の切り抜きや映画のポスター、アクセサリーなどを壁に貼り付け、まるで女の子の部屋に遊びにきたような気持ちに。ソフィア・コッポラ監督の「ヴァージン・スーサイズ」みたいな世界です。
お店のスタイルに合わせるように、スタッフさんもみんなガーリーなスタイルとメイク。みんなハーフみたい。この世界観を好きだという女性はいるだろうな~。特に10代から20代の女性!
担当スタイリストはまるで職人
アンケート用紙を記入し終え、すぐに施術イス(リクライニングソファ)に通されました。すると先ほど受付で挨拶してくれた女性スタッフがやってきました。
『今日、担当するカオリ(仮名)です。よろしくお願いします。今日はマツエクをされるそうですが、何本付けますか?』
『ナチュラルに仕上げるには、何本くらいがいいですか?』
『でしたら、左右50本ずつの100本がいいかと思います』
『では100本でお願いします』
カオリさん、特にフレンドリーでも不機嫌でもなく、淡々とカウンセリングをこなしています。ただ、不思議とその態度が嫌ではなく、職人と話をしている印象を受けました。“ザ・女の子”な格好をしているけど、中身は“ザ・職人”というギャップ。そして崩れないポーカーフェイス。
さてカオリさんと相談した結果、今回はブラックのミンクを付けてもらうことになりました。