森越道大が物申す「髪質改善の作法と経済学」。パーマ美容師がなぜヘアケアに魅せられたのか?

一番大切なのは、“髪質診断”。知識と技術、両方必要です

 

 

髪質改善が流行りだしたのは、髪が綺麗じゃなければ可愛いデザインが作れないということが、みんな分かり始めてきたからですよね。今ショートカットが流行っている理由も、カラーブームで髪が傷みすぎたというのが背景にあるんじゃないのかな、となんとなく思っています。カラーのあとにトリートメントブームもありましたよね。

 

うちの髪質改善のメニューは、19800円のメニューがひとつだけです。時間的には、ロングで約3時間。詳細は企業秘密なので一切出していないのですが、薬剤は1種類。工程は、人によってブローやアイロンを使います。お客さまからは「何でこんなにいいメニューがあるのに広めないんですか?」とよく言われます(笑)。正直、僕も広めたいんですが、生半可な知識と技術ではできないんです。

 

髪質改善を行なうために一番大切なのは、確かな目による診断です。『GARDEN』では「パーソナル髪質診断」を行っています。僕はもともと地方の老舗サロンで髪質をめちゃくちゃ勉強してからデザインに入ったので、ケミカルに強いんですね。髪質改善には、髪を診断する技術とケミカルの知識がすごく必要です。髪質を見て触って、どれくらい傷んでいるかを感じとって、その上でこの薬剤を何%、というような。

 

うちのお客さまは30〜50代が多く、その世代のお客さまが髪質改善をされるわけですが、みなさん口を揃えて言うのが「美容室に何十年も通い続けたけど、悩みを解決してくれたことがない」と。だから僕は新規のお客さまに「1年で解決しますよ」とお約束しています。なぜ1年かというと、髪が広がっているのは案外“カットライン”が原因だったりするからです。なので、1年間カットで通ってもらうだけで確実に改善されます。これが髪質改善カットです。

 

 

>髪に悩むお客さまのために、もっと頑張らなくては

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング