今すぐはじめよう! 美容師人生をデザインする「目標設定テクニック」

 

ワクワクしたら即行動。その挑戦する中で自分の目標をより明確化させていく─LINDO TOKYO miyuさん

 

プロフィール
LINDO TOKYO UMEDA
トップスタイリスト/マネージャー/miyu(みゆう)

1996年生まれ。大阪府出身。大阪モード学園卒業。2021年4月よりLINDO TOKYOに所属。微妙なニュアンスが美しいハイトーンカラーや、ミルクティーカラーが人気で、幅広い年齢層から支持されている。西日本で1番ブリーチカラーする美容師。Instagramのフォロワー数は3.7万越え。さらに業界最速、美容師歴3年で女性カラーリストとして指名売り上げ900万越えを達成。

 

─あなたの目標を教えてください。

お客さまはもちろん、美容業界全体から業界外まで影響を与えられるような、誰もが認める女性カリスマ美容師になりたいです。現在、コンテストや授賞式に参加した際に、同年代でも先輩でも、名を知られている美容師の多くが男性だと感じています。でも、女性にしか出せないデザインや接客は絶対にあるはず。だから、「私にしかできないこと」を明確にして、スキルや売上でも男性に負けない美容師に成長したいと思っています。

 

─どのようにしてその目標を見つけましたか? 

LINDO TOKYOのプロデューサーであるRYUSEIとの出会いがきっかけですね。同世代で、しかもカラー美容師として1,000万の売上を上げていることに圧倒されたと同時に、若手であっても成し遂げられる、そのレベルまでいけることを教えてくれたんです。

 

また、50,000人の中からグランプリに選ばれたコンテストの「髪ingsoon」で、東京の有名店で活躍する同世代の美容師たちと出会ったことや、お店の代表として参加したカミカリスマの表彰式で人気美容師たちを間近で目にしたことにも刺激を受けました。こうした経験がきっかけになり、もっと技術を磨いて、私も同じようにカリスマ性のある女性美容師になりたいと強く感じさせてくれました。

 

─目標を見つけるために大切にしていることを教えてください。

ワクワクすることを見つけて、それに挑戦し続けることです。私の場合、気になったことや、やろうと思ったことはすべてiPhoneのリマインダーにメモしています。サロンワークに関することから、日常のささいな気づきまで、美容に関係のないことでも意外とつながっているものなので、思いついたら何でもすぐに書き込むようにしていますね。また、1日に何度もメモを開くので、そのときに過去に書いた内容も目に入れるようにしています。その一つひとつが小さな目標につながることもあるので、書き留めて、定期的に目を通すことが大切だと考えています。

 

ひらめいたことはiPhoneのリマインダーにすぐにメモしている

 

 

─目標をより具体的にしていく方法を教えてください。

まず、大きな目標に向けて、やるべきことや小さな目標を紙に書き出します。その後に書き出した内容を、優先順位をつけて並べ替えて実践していきます。ただし小さな目標は、頭で考えて具体化しようとしすぎずに、まず目の前のやれることから行動することが大切です。

 

はじめは漠然とした目標でもいいので、それに近づくために今の自分ができることをやってみる。その中で、新たな課題が見つかったり、新しいアプローチ方法を思いついたりして、やれることが増えてくると思います。そうして見つかった課題を小さな目標にして取り組んでいけば、点と点がつながって、さらに具体的な目標が見つかるきっかけになります。目の前のことに取り組んでいるうちにやりたいことが増えてきたら、なりたい自分に向けて、どれから取り組むべきかを逆算する時間を取りましょう。

 

─目標に向けて取り組み続けるため、モチベーションを維持する方法を教えてください。

決めた目標はたくさんの人に口に出して伝えるようにしています。他者に伝えることで、応援してもらえますし、自分の退路を断つこともできます。「できるかな」と考えるのではなく、「できる、やる!」という気持ちに持っていくようにしていますね。一方、「できない」と感じたものは、その時点では手を出しません。無理してやるとモチベーションやメンタル面が下がってしまうので、はっきりと見切りをつけるのも大切だからです。

 

また、気分が落ち込んでモチベーションが上がらないときはしっかり休むことも大切です。メンタルが弱るのは、自分のキャパシティを超えているサイン。だから、自分の心と体が喜ぶことをしてしっかり休み、回復させましょう。無理は禁物です。私の場合は大好きなショッピングをすることが多いです。好きな洋服やアクセサリーを身につけると気分も上がり、「これを買ったから、仕事を頑張ろう!」と、また前向きな気持ちになれます。頑張りすぎたらしっかり休んで回復させるよう繰り返すうちに、キャパシティも広がると思っています。

 

─これから目標を見つけようとしている美容師さんへアドバイスをお願いします。

なんでもそうですが、まずはやること。一生懸命頭で考えることは、誰にでもできます。でも、実際に未来を変えられるのは、それを行動に移せるかどうかです。だから、自分の直感を信じて「やってできないことはない」と思って、動くことが欠かせません。頑張っても行動しても結果が出ないときは、その理由を考えて改善し、また行動する。そうしたトライアンドエラーを繰り返すことが大切です! その中で、課題や目標が見つかるのではないかと思います。

 

<まとめ>

どんな自分になりたいのか、自分らしさがわからず悩んでしまう場合は、インプットの量を増やしたり、インプットする場所を変えてみたりするといいようですね。これまでと違った体験に触れて「こうあるべき」という思い込みを壊してみると、楽しんで目標を見つけられるのかもしれません。

 

(取材・文/QJナビDAILY編集部)

 

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