みつゆ&タカラ秘伝の写真加工術「SNOW」「Meitu」で韓国っぽテイストを加味する裏技とフォトレタッチの心得

写真アプリSNOW(スノー)を使うタカラさんの加工術

 

Photo by 長田タカラ(uni)

 

みつゆ:タカラさんは何のアプリを使っていますか?

 

タカラ:僕はSNOW(スノー)を使っているんですけど、シンプルな加工しかしないです。ポイントは見やすさ、韓国っぽさ、女性の雰囲気アップという3つを意識していますね。一番気にしているのは明るさなので、まず写真全体の明るさを上げます。次に、肌の赤みを飛ばすための肌補正ですね。目のクマは気になる箇所だと思うので消して、リップやシャドウは女の子が目立たせたいポイント部分なので、そこの色味は強調するようにしています。最後に青みのある寒色系のフィルターを使うんですけど、これをすることで暖色系の写真に透明感が出るんですよ。韓国っぽいイメージになります。


 

みつゆ:フィルターは、お気に入りとかありますか?

 

タカラ:僕は「Light(ライト)」を使っています。ちょっと色白になる青白いフィルターで、これをいつも15%くらいかけて統一感を出しています。柔らかい感じになるので気に入っていますね。


 

みつゆ:僕はフィルターを使わないんですけど、この写真は韓国っぽいですよね。韓国って髪の色も暖色系が流行らないし、みんな寒色系が好きですよね。最近の韓国で、気になるヘアトレンドはありますか?

 

長田:「産毛ストレート」ですね。おでこのM字部分の薄い産毛にストレートパーマをかけるんですけど、ダウンパーマみたいな感じです。これを今やり始めたらトレンド感が強いと思いますし、お客さまのご要望にも応えられるんじゃないかなと。


 

みつゆ:産毛にストレート(笑)。なかなか思いつかない発想ですよね。韓国の似合わせは、女性のニーズに沿った合わせだな、といつも感心します。

 

タカラ:骨格補正カットもトレンドですよね。巻き髪ブームによる“韓国巻き”を皮切りに、今はみつゆさんが切っている後れ毛も注目されたり…。本質的な似合わせカットが今後のトレンドだと思いますよ。


 

みつゆ:最近はお客さまの美容意識がものすごく高いから、勉強しないと追いつかなくなりますよね。お客さまより知らないというのは普通にプロとして失格だと思うし、たくさんの情報量を得て、こちらから伝えてあげられるようにと思っていますけど。

 

タカラ:同感です。お客さまがサロンに行って「こういうスタイルにしたい」と言ったときに、それがすぐ分かる美容師でいることは大前提ですよね。世の中的にも韓国トレンドは浸透しているし、ニーズもあるわけですから。

 

みつゆ:これからも最新の韓国トレンドをお互い発信していきましょう!


 

プロフィール
みつゆ/iki スタイリスト・カラースペシャリスト

大阪府出身。関西美容専門学校を卒業後、上京。都内1店舗を経て、2019年9月から『iki』のオープニングスタッフとして参加。韓国オルチャンヘア、ローントーン系の艶髪スタイルを得意とし、美容感度の高い女性客から圧倒的な人気を誇る。

Instagram: iki_mitsuyu 

 

プロフィール
長田タカラ(おさだ たから)/uni 表参道 代表

東京都出身。美容専門学校卒業後、都内有名店に入社。最速でトップスタイリストに昇格するなど、伝説を残して退社。2021年11月、表参道に『uni』をオープン。再現性のあるリアルな韓国ヘアを得意としており、サロンワークを中心に、セミナー講師としても活躍。

Instagram: takaragram_

 

(文/織田みゆき photo/久保田健斗)

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

  re-quest/QJ navi DAILY  Instagram

  re-quest/QJ YouTube

  旬の美容師求人はこちら

    1 2

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング