20代はスポンジ期。「好き」を決めつけず、いっぱい真似して吸収しよう。〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき7つのこと」〜 第5回 Cocoon VAN
5つ目:「真似ぶ(真似する+学ぶ)」
「真似ぶ」という言葉があります。真似して学ぶという意味なんですが。ゼロって何を掛けても0じゃないですか。0×1=0…。でも1×1=1。1は掛けていけば2になり4になる。何を言いたいかというと、その最初の1!!「はじめの一歩」はマネからでも良いと言う事。
もしもあなたが発想が出なかったり、壁にぶち当たってる時…周りをよくみて、自分より上手くできている人を素直に認めて「真似」したみたら…。きっとヒントがみつかりますよ。
人の真似をするのって、全く恥ずかしいことではないですよ。真似してもその人と全く同じようにはできないですし、真似してみたら「ここから自分がやるべきことは何だろう」という思考になっていきますからね。
スタイリストになった後も、仕事をしていく中で、どうしてもマンネリ化していくので、新しい風を吹かせるためにはゼロイチをみつけていく事が大事になります。そしたら、また誰かを真似てみる。僕も、いまだに真似しています。最近は、若手スタッフが最近のドラマについて教えてくれるんですよ。僕はSNSもやっていないし、ドラマのことも全然知らない。だから、「これ見たほうがいいですよ」と言われたら、彼らの真似をして見ています(笑)。新しいことは、そうやって誰からでも真似ぶことができるのです。いっぱい真似してみてください。
6つ目:3の倍数を大事にする。
何かに取り組むときは、「3」の倍数を大事にしてみてください。「3」という数字は、人間の性質を司るマジックナンバーだと思うんです。「石の上にも三年」ということわざもありますし(笑)。まず新しいことをやると決めたら、3日続けてみる。そして、3週間、3ヵ月と意識してみるんです。これは、僕も普段からやっていることで、常に意識して行動しています。
お客さまも自分達も3回リピートしてくれたくらいから、お互いに良くも悪くも緊張感がほぐれて、いろんなことが起きがちなんですね。こちらのサービスの質が一瞬落ちてしまったり、お客さまとしても鮮度が落ちたりする。3の倍数って、いろんな過渡期になりがちなんですよ。「頑張ってるからいい」とか、「取り組んでるからいい」ではなく、いつまでにどうするかといった取り組みに対するリミットを3の倍数でぜひ意識してみてください。