ベーシックを極めるか、トレンドから入るか。キャリアプランに合わせて自分を磨こう。〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき3つのこと」〜 Michio Nozawa HAIR SALON Ginza 野沢道生
まとめ:美容は楽しい仕事。楽しく取り組もう。
技術、感性、コミュニケーション。この3つを高めておけば、お客さまから信頼されて人気も出て、年収も上がると思います。学び方の順序は人それぞれでいいので、好きなことから始めてみてほしいです。絵が好きなら絵を見に行く、写真が好きなら写真展に行ってみる。技術が好きなら練習すればいいですし、コミュニケーションが好きなら、とにかく人と会話を楽しんでみる。
美容は本来、楽しい仕事です。デザインは楽しく取り組むほうがいいんですよ。「練習しなきゃいけない」など、固定概念から入らないほうがいいです。僕の時代はベーシックからひたすら学びましたけど、楽しくなかったからね(笑)。もちろんそれが後の美容師の力になってはいるんです。でも料理人が包丁ばかり何年も研がされて料理を教えてもらえなかったら、つまらない気持ちもわかります。味付けを教えてもらって、友達に食べさせて「うまい」と言われたら、一気に気持ちが上がりますよね。楽しいな、好きだなと感じる技術を見つけたら、ぜひそれを楽しみながら突き詰めてみてほしいなと思います。

- プロフィール
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『Michio Nozawa HAIR SALON Ginza』
代表 野沢 道生(のざわみちお)
独自の美容理論で流行のヘアスタイルを次々と生み出してきた「似合わせの達人」。カリスマ美容師ブームを生み出したヘアサロン『ACQUA』のプロデュース、武道館を含む 全国7ヶ所でのヘアショーツアーの開催、サロンのテレビCMなど、美容業界に数々の伝説を残す。2015年、『Michio Nozawa HAIR SALON Ginza』をオープン。現在はサロンワークのみならず、オリジナルヘアケア商品の開発やテレビ出演、国内外のヘアショー、セミナーなどで日本が誇る美容技術を世界に発信中。
https://www.mnhs-ginza.com
(文/織田みゆき 撮影/菊池麻美)
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