焦るな! 美容師には独立する前にチャレンジすることがたくさんある 〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき8つのこと」〜 AFLOAT 代表取締役 宮村浩気
3つ目:美容関連分野に視野を広げよう
美容師として技術を高めていくためには、単にカットやスタイリングの技術だけに留まらず、関連する分野の知識やスキルも取り入れるべきです。
たとえば、ヘアメイクを学ぶことで、髪型の見え方や全体のバランスがさらに深く理解できるようになります。メイクのスキルを身につけることで、髪型がどのように顔にフィットするか、写真にどう映るかを意識することができるようになり、結果としてヘアスタイルの完成度が飛躍的に向上するというわけです。
僕の場合は、カメラやライティングに興味を持ち、それを学ぶことで美容師としての技術をさらに進化させました。たとえば、撮影現場では「このライティングの角度なら、こういうスタイリングが映える」という知識を活かし、スタイルづくりに役立てることができたんです。
4つ目: 悩みを持つお客さまを感動させよう
美容師として、どのようなお客さまにも対応できる技術を持つことは非常に重要です。特に、くせ毛や扱いにくい髪質をうまく扱える技術は、他の美容師との差別化を図るための強力な武器になります。誰が切っても上手くいく髪型ではなく、難しい髪質に対応するスキルを磨くことで、信頼と実績を築くことができるのです。
髪質に限らず、見た目にコンプレックスや悩みを抱いているお客さまを満足させることにも、どんどんチャレンジすべき。ちなみに、僕のお客さまも、いろいろなお悩みを抱えている方が多いのです。他の美容師には任せられないということで、20年以上通ってくださるお客さまが少なくありません。