誰もが迷う時代、本物の美容師になるための心がまえ 〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき7つのこと」〜 DADA CuBiC古城隆
5つ目：モノゴトの本質を見極める
美容師の働き方の選択肢が増えていますし、美容師としての売り出し方も増えていますが、選択肢が多いせいで悩むこともあると思います。どんな美容師になるかを選ぶことも大事なんだけれど、もっと大事なのはそれぞれの本質を知ること、本質を見極めることだと思います。
たとえば、世の中で成功者と言われている人の表面だけ見て羨むのではなく、裏側の努力にまで思いをはせてみる。成功者には必ず要因があります。自分の視界に入ってくる成功者は、とんでもない努力を重ねているものなんですよ。
未熟な時期というのは、職場について考えるときも、今の自分のキャパの状態で、今いるサロンがあっているかどうかを考えがちです。また環境に委ねやすいかもしれません。より成長したいと思うなら、合わせていくことも重要ですし、身の丈を考えずに思い切ってチャレンジして、成長できる環境に飛び込んだ方がいい。ちょっと苦しいくらいの環境を選んだほうが、美容師人生の質を高められます。そして自分が選んだ道を一生懸命生きる。これが本質ではないでしょうか。
僕は20代前半くらいでそのことに気づくことができたから、幸運だったと思います。
