誰もが迷う時代、本物の美容師になるための心がまえ 〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき7つのこと」〜 DADA CuBiC古城隆

 

20代は美容師として、社会人として花開く土台を作る時期。長く、自分の思う美容師を続けるために、20代のうちにやっておくべきことがあるはず…!

 

そこで美容業界のレジェンドと呼ばれる方々に、「これをやったから今の自分がある」「今の時代の20代だからこそやるべきこと」など、今後の美容師人生を豊かにするためのヒントを語っていただきました。

 

今回は、美のプロフェッショナル集団DADA CuBiC(ダダキュービック)のクリエイティブディレクターであり、日本最高峰のヘアクリエイティブアワードJHAにおいて、2019年と2021年の2度グランプリに輝き、クリエティブの世界で文字通りレジェンドとなった古城隆(こじょう たかし)さんです。若手育成にも注力している古城さんが20代の美容師に伝えたいこととは?

 


 

1つ目:学生時代の「自分の枠」を捨てよう

 

 

美容専門学校を卒業して社会に出たら自分を変えなくてはなりません。でも、学生時代までの経験で得たある種のプライドのような価値観は簡単には変えられないし、変えていく上で大きなストレスを感じると思います。でも学生と社会人では世界が違うから、学生時代の自分の評価がそのまま社会に通用するわけではありません。一度、プライドやこだわりを捨てることも大切なんです。

 

 

かくいう僕も若手時代は自分のペースを守りたいタイプでした。先輩たちが、そんな頑固で意地っ張りな僕を崩そう、崩そうとしているのを感じたんですよね。意固地だった僕を変えて、成長させてくれようとしていたのだと思います。自分のステージを上げるためには、ちっぽけなプライドや無駄なこだわりを手放すことも大事なんです。これは僕が20代のころ、最初に感じたことです

 

2つ目:何かをつかむためには犠牲が生じる

 

 

美容師は技術と人間力が大事であり、その土台をつくるのが20代の大切な期間だと思っています。強い土台をつくるためには犠牲も必要です。やはり20代の若さと体力がなければ、できない練習量や行動力があるので、一流と呼ばれる美容師を目指すのであれば、プライベートの一切は捨ててしまってもいいと思います。もちろん、プライベートを重視することを否定するつもりはないです。あくまで、超一流を目指すのであれば、です。美容師は職人の世界ですから、没頭することが大事。20代こそ、美容に没頭する時期なのです。

 

>3つ目:自分を高めてくれる相談相手を選ぼう

 

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