断言しよう。今20代の君たちは、みんなビッグになれる。 〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき7つのこと」〜 第1回PEEK-A-BOO川島文夫
7つ目：大志を抱け！君たちはみんなビッグになる。
僕は毎年、新人が入ってきたときに「君たちはすぐにビッグになる」と伝えています。これはもう一貫して言っていることです。ビッグになるというのは、PEEK-A-BOOの新人だけじゃなくて、すべての美容師に共通することじゃないかな。
僕はね、若い人がうらやましい。だって、僕は「あと何年やれるかな」とかそういうこと考えることもあるわけ。でも若い人は絶対に、そんなこと思わないでしょう。未来と希望しかないもの。
20代は美容師としての骨格をつくる時期だと僕は思います。幼虫からサナギにかえっているときじゃないかな。30代で成虫になったとき、「どうやって飛べるのか」を考えるわけです。
40代は仕事だけではなくて、家庭を持ったりして考えることが増える時期ですよね。50代になったら、「この仕事を選んで本当によかった」と思える自分になれているといいと思う。仕事にプライドを持つ美容師になってほしいです。
美容師は世界最古、世界最強の仕事だと僕は思う。クレオパトラの時代から美容師は存在したんです。髪を切ることは、自分じゃできない。だから現代まで続いてきたし、美容文化が生まれてきた。ぜひ、美容師という職業に、誇りを持てる人になってください。
- プロフィール
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PEEK-A-BOO
代表／川島文夫（かわしま ふみお）
専門学校卒業後、海外で美容師生活をスタート。その後ロンドンに渡ってヴィダル・サスーンに参加。帰国後、1977年に「PEEK-A-BOO」をオープン。現在は原宿・青山エリアに3店舗、池袋、新宿、恵比寿エリアに各1店舗、銀座エリアに3店舗を構えている。
（文／外山武史 撮影／松林真幸）
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