いい習慣をつくろう。外から日本を眺めよう。そして、Loveを感じよう。 〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき8つのこと」〜 第4回 Of HAIR古里オサム
3つ目:お客さまから学ぼう。
美容室の先輩から学ぶことも大事だけれど、もっと大事なのは大人のお客さまから学ぶことです。聞き上手になれるといいよね。どうやってお客さまから得意分野の話を引き出すか、いろいろ考えて試してください。
恋愛、政治、料理の仕方、ゴルフのスイング、生きる術など、いろんなことを学べます。
4つ目:海外へ飛んで、「特殊な国日本」を俯瞰してほしい。
正解は一つではないヨ!
日本から飛び出すことで、日本が特殊な国であることが見えてきます。たとえば、今の日本は「頑張りすぎは悪」のように見られる風潮があると思います。でも、海外では頑張る人が評価される。成果を出さないとクビになっちゃうのもあると思うけれど。
「外から見ると見えてくる」
日本の中にずっといたら理解できないことも多いので、若いうちに一度、海外に飛んで日本を俯瞰してみてほしい。自分自身を見つめるきっかけにもなると思う。
世界から見たら、日本の人口は2%にも満たないです。しかも、海に囲まれた島国だから、やっぱり特殊なんですよ。日本のくだらない流行に引きずられず、広い視野を持ってジャッジできるようになってほしい。直接海外に行ければいいけれど、行かなくてもスマホや雑誌などで情報にふれることはできます。
5つ目:技術屋はただひたすらに手を動かし続けよう。
イチローや大谷翔平は、誰かに言われて練習することはなくて、むしろ監督にやめろと言われても練習をし続けるタイプだと思います。
美容師もね、人からやめろと言われるくらい頑張ってみるといいと思う。
夢に向かって頑張っているんだったら、ちょっと小間切れの時間でも手を動かすくらいがちょうどいい。美容師は技術屋で、技術屋は手を動かしてなんぼですから。手を動かし続けると、あなたの技術が洗練されていきます。