サイド〜バックはボリュームコントロールがカギ

サイドはツイストスパイラルで下段から巻いてきます。毛束を一度ペーパーで挟み、根元を２回転ねじり、返し巻きで巻きおさめるのがポイント。返し巻きにすることでサイドのボリュームを抑えることができます。その上の段を巻く時は、根元を３回ねじります。

「上の段にいくに従って、根元をねじる回数を１回増やしていくんです。これはねじるほど無造作な動きを加えることができるため。また髪の長さによって、巻きおさめが２回転を目安に、ロッドの太さを変えています」

パーマ比率80％を誇るパーママスターでもある倉持さん。ちなみに倉持さんは普段の営業でもクリームパーマ派だそう。「リキッドパーマも使いますが、クリームパーマは根元にまで薬がつかないので、頭皮が荒れやすい人、肌の弱い人にも抵抗なくおすすめできるんですよ。またクリーム状なら塗り分けもできるので、ブリーチ毛と新生毛と強さを分けることもできます」と話してくれました。

バックの襟足は、クリームパーマの特性を利用。「はえグセによって膨らみやすい襟足は、クリーム状のパーマ液を根元までつけて、上からそのままペーパーで貼り付けるだけなんです。こうするとここはボリュームが出ることなく、シルエットがくびれて、立体的なパーマヘアが完成します」と倉持さん。

リクエストQJのYouTube動画では、ここではお伝えしきれなかったテクニックが盛りだくさん。トップのボリュームの出し方、ロッドのテンションの強弱をどうつけていくか、軟化のタイムラグを計算したロッド選び、シルエットを決定づけるトップの巻き方、中間水洗や２液塗布のタイミング、スタイリングのコツなどなど詳細に収録しています。ぜひご覧ください。

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プロフィール

apish 倉持翔平

apish AOYAMAでメンズスタイリストとして活躍。オリジナルのウィービングパーマを考案し、男性顧客からの期待に応える提案によって、メンズ顧客から圧倒的な支持を集める。パーマの比率は80％。サロンワークのみならず、セミナー講師としても活動の領域を広げている。
インスタグラム:mochi_apish

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