メンズ客ってけっこうかわいい!? 女性美容師必読、男性のお客さまと向き合う心得—at’LAV by Belle 藤原愛莉さん

男性のお客さまだってカットだけじゃないんだ!

 


男性のお客さまと女性のお客さまでは、美容師としての「楽しいポイント」が少し違うかもしれません。女性のお客さまとは「かわいい」という気持ちを共有できるのが、純粋に楽しいところ。特に新規の女性客はヘアスタイルそのものに強い期待を持ってきてくださる方や、イメチェンを求めてこられる方が多いので、私としても大きくチェンジさせていただくのを楽しんでいます。サロンワーク中の会話も、ヘアスタイルに関する話題が多いですね。

一方で男性の場合は新規の方も顧客の方も、大枠の希望だけあって後はお任せしてくださる方が多いので、一般的な会話をお互い楽しんでいる感じがあります。失恋したから髪を切りにきましたとか、憧れの人と同じ髪型にしたくてとか、男性のお客さまってけっこうかわいいんです。

また男性客はカットだけというイメージがあるかもしれませんが、こちらから提案するとパーマやカラー、またヘッドスパなどにも興味を持ってくださる方がたくさんいます。いつもカットだけだった方が定期的にトリートメントをするようになったりとか、眉毛カットをするようになったりとか。ある意味お客さまを育てていく感覚も、楽しさのひとつだと感じています。


年下のお客さまにはお姉さんキャラが発動

 


私の男性客比率は3割強くらいです。それほど多いほうではないですが、私にとっては今がちょうどよいバランスです。私のところにきてくださっている男性のお客さまは、技術を求めてという感じではないような気もするんですよね。ファンっていうわけでもなく、話しやすくて、気さくに提案してもらえる女性美容師としてきてくださっているのかなと感じています。「思ったよりもサバサバしていますね」ともよく言われますしね。

もともとが女の子らしい雰囲気はあまり出せないタイプですが、女性らしすぎる空気は出さないように意識しています。年下の男性客も多いので、自然とお姉さんキャラが発動しているときも多いですね。アドバイスを求めていそうな方には、あえて厳しめに接したりとかもしていますよ(笑)。基本的にはカジュアルな接客で、年代やその人のタイプに合わせて少し変えている感じ。それが気軽にきていただけている理由なのかなと思います。あとはどんなに親しく話していても、常に一定の距離感は保つようにしています。やっぱり異性のお客さまなので、さりげなくそういう部分は気をつけています。

 

>女性美容師もメンズ客をポジティブに捉えたほうがよい理由

 

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