ブラシは素敵な相棒! Z SALONの佐藤典和がブラシの魅力を余すことなく語る

ブラシは美容だけではなく、健康商品⁉︎ 本場のブラシの使い方

 

もともとブラシはヨーロッパでは健康商品。日本人は湿度が高い国なので、毎日シャンプーをする文化ですが、ヨーロッパは1年を通じて湿度が低いので毎日シャンプーをしないんですよね。

 

その代わりブラシで頭皮の角質を取り除くんです。昔の人はさらに同じブラシで洋服のホコリを取って出かける。ブラシ一つで身だしなみを整えるのが文化。家にあるドレッサーの前に必ず一つはブラシを置いておくんですよね。だから部屋に置いておいても絵になるように職人がひとつひとつ手作りで作っているんです。みんな色や模様がキレイですよね。

 

用途に応じて色や大きさ、さまざまな種類があるんです。ヨーロッパはまとめ髪文化なので、セット用のブラシもあるし、持ち歩き用に小さいブラシもあります。長期休暇のバカンス用で、プールサイドに置いておいてもOKなプラスチック用のカラフルなブラシもあるんですよ。

 

美容、健康、インテリア……ブラシ一つでヨーロッパのカルチャーが語れてしまうんです。

 

 

佐藤さんのブラシ&コームコレクションは販売用も含めて何十本も。中にも十万円近いものも。

プールサイドブラシ。ぬれてもOKなプラスチック製でプールサイドに映えるカラフルさ。全色ラインナップするのもフランスの文化。

 

最新式のドライヤーやヘアアイロンなど、即効性の高い器具に比べて、ブラシはライフスタイル、つまり「文化」に近いものだから、なかなか実際に採り入れにくいものかもしれません。だけど銀座という場所はブラシの歴史の背景も含めて理解してくださるお客さまが多いんですよ。普段はおうちのケア用には比較的求めやすい価格帯のものを、高価格帯のものは嗜好品として買われていく方が多いですね。

 

ブラシのケア方法は、水に濡らさないこと、直射日光に当てないこと。この2点につきます。埃や毛髪を掃除するときには水で濡らしたタオルを固く絞って、親指に巻き、軽く拭きます。ブラシの毛を支える土台の天然ゴムが水に弱いんです。

 

でもこのお手入れさえ守っていれば10年以上使える。僕が愛用しているブラシももう10年以上は使っているけどきれいでしょ?

 

 

>ブラシはプロのピンチを救ってくれる最高の相方。

 

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