メイクの力で引き出したいのは、美しい顔だけじゃない-メイクアップアーティスト/MICHIRUさん-

 

国内外のファッション誌やテレビCMをはじめとする各種キャンペーンなどで、女優やモデルのメイクを担当するメイクアップアーティストMICHIRUさん。体の内側から美しさを引き出すインナービューティーを提唱するなど、広く深く「美」を啓発しています。今回のアイラブサロンでは、MICHIRUさんのこれまでの歩みと、ヘアサロンとの関わり方について伺いました。

 


 

撮影とはその場にいる全ての人たちとのセッション

 

 

この世界に入ったきっかけは、高校時代に抱いていた漠然とした憧れでした。ファッション誌を見るのが好きで、いつしか雑誌に登場するようなビジュアルをつくりたいと思うようになったのです。ヘアメイクのスキルがないと、ビジュアルをつくる世界にはいけないと考えて、まずはヘアサロンで働くことに。幸運なことに、比較的早い段階で、ヘアメイクの師匠の撮影の現場に連れて行ってもらえるようになったんです。

 

ところが、2年しないうちに師匠にお子さんができて、仕事をそのまま引き継ぐことに…!当時の私は二十歳そこそこで、ヘアメイクの経験はほとんどありません。でも『non-no』(集英社)などのティーン誌の仕事がメインだったので、モデルさんの年齢と近かったんです。友達と一緒に働いているような、フランクな感じで仕事できたのは幸運でしたね。

 

ヘアメイクの仕事が増えてきたタイミングでヘアメイク事務所「CLIP」に転職しました。サロンワークとの両立が時間的に厳しかったことと、ゆくゆくは海外で活動してみたいという願望があったから。何より一つのビジュアルをスタッフと一緒につくりあげていくことが好きだったのです。私が思うに、撮影はジャズ・セッションのような感じ。カメラマンやスタイリスト、モデルさんなど、そこにいる人たちとのセッションなんです。

 

>みんなのアイディアが着地した時、想像を超える感動がある

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