あの4割打者と侍ジャパン技巧派右腕の髪事情  -女子プロ野球選手と美容師の関係-

-どんな美容室に、どんなペースで通っているんですか?

 

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磯崎さん:私は大学時代から池袋にある美容室に通っています。行けるときは月1回ペース。少なくても2ヶ月に1回とか。カットのときもカラーのときも、必ずトリートメントをしていますね。やっぱり仕事柄、髪が痛みやすいので、こまめにケアしたいんです。

 

川端さん:私もショートのときは月1回、今も2ヶ月に1回は行きますね。伸ばしているので毛先を整えることと、トリートメントをすることが中心です。

 

磯崎さん:私の通っているお店は、カットもトリートメントもすごく丁寧にやってくれるんですよ。私の仕事とか髪質を分かってくださっているから、カラーをするときもバランスがよくなるように毛先と根元で色を調整してくれたり、カットも自分好みに仕上げてくださったりします。

 

川端さん:ちなみに私、親友が美容師なんですよ。だから地元に帰ったときは必ず友達に切ってもらっています。ここ埼玉では、行くお店は決まっていません。予定が立てづらいので、「今日この時間に行きたい!」と思い立って行くことが多いんです。すると、どうしても予約が埋まっているので、その時間に空いているお店を探すことになってしまって。悩みと言えば悩みですね。

 

-お二人とも定期的に美容室に通っているんですね。それだけ好きな空間ということなんでしょうか。

 

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磯崎さん:やっぱり行ったあとは髪に艶が戻って、毛先が通るようになるのでうれしいです。

 

川端さん:私もトリートメントした後、髪がツヤツヤになるのが気持ちよくて好きです。あと、髪質的に毛の量が多くて、少しくせ毛だから広がりやすかったりするんですけど、切ったあとはおさまりがよくなるのでうれしいですね。だからちょっと髪が扱いにくくなったら、美容師さんに頼りたくなります。

 

-反対に「ここはちょっと…」と思っているようなところは?

 

川端さん:普通に楽しく会話できればいいんですけど、「お仕事は?」と聞かれて「野球やってます」っていうと、野球の話になってしまって(笑)。そこからずーっとだと大変なので、途中で「雑誌読んだりしたいなぁ…」と思ってしまうこともあります。

 

磯崎さん:私は苦手なところはないですね。かなり仲良くしてもらっていて、美容師さんが試合の応援に来てくれることもあるんですよ。気心知れた仲なのでいつも居心地がいいです。

 

-次にやりたい髪型を教えてください。

 

磯崎さん:この前、ショートバングに挑戦しようと思ったんですよ。でも、いざ前髪を切るとなると、勇気がなくて…。一気に切るのは怖いので、ちょっとだけ短くしてみました。次はザックリいくかもしれないです。斜めバングにしてみたいですね。

 

川端さん:今は兄の結婚式で振袖を着たいと思っているので、それが似合うように髪を伸ばしているところです。本当は去年の年末に挙式の予定だったんですが、東京ヤクルトスワローズが優勝した関係で、今年の年末に変更されたので、結構長く伸ばすことができそうです。それと今度、義姉の紹介で表参道の美容室に行きます。表参道に切りに行くのはなんだか緊張しますけど、楽しみですね。いい感じにイメージチェンジしたいです。

 

-最後に美容師さんへのメッセージをお願いします!

 

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磯崎さん:普段はなりふり構わず野球をしているので、美容室に行って綺麗にしてもらうことがすごく好きです。私にとって、とても大切な時間なので、いつもお世話になっている美容師さんたちには感謝しています。これからもよろしくお願いします!

 

川端さん:実家に帰ったときは、親友の美容師の子と必ず会っています。年末に二人で次の1年間の目標を立てたこともありました。一流を目指そうと励まし合っているんですよ。私は野球、親友は美容でやっていることは違いますが、お互い励まし支えあえる存在。親友以外の美容師さんにもシンパシーを感じています。私たちが好きで野球を選んでやっているのと同じように、美容師さんも好きで今の仕事をしているのだと思います。その気持ちをモチベーションに変えて、たくさんの人を綺麗にしていただきたいです。

 

 

プロフィール
埼玉アストライア
川端 友紀(かわばた ゆき)選手

大阪府出身。兄は東京ヤクルトスワローズの川端慎吾選手。兄妹プロ野球選手として知られている。主な獲得タイトルは、角谷賞(MVP)('13) 首位打者('10・'11・'13) 最多打点('13) 最高出塁率('11・'13) ベストナイン遊撃手('11・'13)。

 

プロフィール
埼玉アストライア
磯崎 由加里(いそざき ゆかり)選手


山口県出身。硬式野球を続けるために埼玉栄高校、尚美学園大学へと進学。2015年は埼玉アストライアのルーキーピッチャーとして活躍。日本代表の選出メンバーであり、第5回IBAF女子野球ワールドカップでは、大会MVP・最優秀投手に輝いた。

 

埼玉アストライア

http://www.jwbl.jp/astraia/

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

 

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