美容師さんの目や指先から撮影にかける情熱を感じます -サロンモデルと美容師の関係-
『mina』『ar』の読者モデルとして10代・20代の読者からファッションスタイルを支持されている吉成由利(ヨシナリ ユリ)さんは、高校時代からサロンモデルとしても活動しています。今回はそんな彼女と美容師の関係について聞いてみました。
ヘアカタ発売直後、未読のLINEがたまるのが悩みです
高校2年生のとき、原宿で友達と買い物をしている途中、モデルハントをしている美容師さんに名刺を渡されました。最初はびっくりしたんですけれど、友達にサロンモデルをしている子がいたので、ピンときたんです。それからサロンモデルをするようになり、コンスタントに撮影のお仕事をいただいているので、お客さんとしてサロンに行くことはなくなりました。
高校時代は学業優先なので、ほぼ休日しかサロンモデルができませんでしたが、大学に進学してからは早朝に撮影して、学校に行って授業を受けて、アルバイトをして…という忙しい日も増えていきました。本当にたくさんのサロンでお手伝いをさせていただいているので、多いときは1週間に5日間、毎日別々のサロンに訪問することもあります。
サロンモデルをするきっかけは8割方モデルハントで、残りの2割は美容師さんからの紹介です。ヘアカタが発売された直後には、たくさんの美容師さんから「撮影をさせてください」というご依頼をいただきます。すごくありがたいことなんですが、会ったことがない方に自分の髪を任せることは不安なので…。せっかくなのに申し訳ないのですが、どうしても未読のLINEやSNSのメッセージがたくさんたまってしまいます。それが悩みといえば、悩みですね。
シャンプーと美容師さんのトークに癒されています
私はサロンでシャンプーしてもらうのが大好きなのですが、モデルとしてさまざまなところに行くと、サロンや美容師さんごとの違いが分かってきます。お付き合いのあるサロンさんは上手な方が多いのでとても癒されますね。
撮影の間、美容師さんと話すのも好きです。ファッションや美容だけではなく、人生の先輩としてのアドバイスや世の中で話題になっていることなど、いろいろな話題を提供してくれるので、長時間の撮影でも退屈しないんですよ。
仕事ではいろんなヘアスタイルにしていただいていますが、個人的にはストレートよりも毛先に動きを出したスタイルが好きです。ファッションはオーソドックスなアイテムを中心にコーディネートしつつ、そのなかにトレンドのアイテムを一つ、二つ意識的に取り入れて楽しんでいます。
ちなみに、ファッション雑誌のスナップ写真では、私物を使って季節やシチュエーションに合ったスタイルを紹介しているので、一度に何パターンか撮るときは、スーツケースに私服を詰め込んで現場に向かうこともあるんですよ。
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