家族とお客さまのためのベリーショートスタイル -Mr.イクメングランプリ2014と美容師の関係-
イクメン雑誌「FQ JAPAN」主催のMr.イクメンコンテスト2014でグランプリに輝いた綱島芳紀(つなしま よしき)さん。世界初の名刺管理サービスを提供する「Sansan」で働く、多忙なビジネスパーソンの顔も持つ彼に、髪型へのこだわりを聞いてみました。
「わーお!」と「離乳食」でイクフェス来場者の心をつかむ
育児の祭典「イクフェス」のMr.イクメンコンテストは、「育児に関するネットワークを作りたい」と私が妻に相談して、妻が参加を促してくれたことがきっかけでした。どちらかというと平日は仕事に没頭していて、帰宅も早くはないのですが、「限られた時間のなかでも家族のためにできること」をずっと考えていたんですね。だからコンテスト当日は、そんな想いをステージの上で表現しました。
まずは息子が妻のお腹のなかにいたころから練習していた「わーお!」(Eテレ『いないいないばあ!』内の曲)の踊りを披露。その後、「自分がその場にいなくてもできる育児」として、休日に一週間分の離乳食の仕込みをしていることを紹介しました。私がキッチンに立つことで、腰があまりよくない妻の負担を減らしたいと思っていたし、食を通じて息子に伝えられるものがあると考えていたんです。その想いが通じたのか、コンテストの結果、グランプリをいただくことができました。
受賞後、「イクメン」として育児のコツなどのコメントを求められることも増えましたが、私は育児には、あくまで自然体で向き合いたいと思っています。言葉が分かるようになり、今後、物事の良し悪しを教えることになるとは思いますが、息子の人生の主役は私ではなく、あくまで息子自身ですから、将来的には「自分で自分の人生を切り拓く力」を身に付けてほしいと願っています。
そのために大切なことの一つが、「モノゴトを見極める力」だと思うので、様々な経験をさせたいと思っています。例えば、近所の国際展示会場のイベントに息子と遊びに行って、「世界に認められるいいモノ」に触れさせるなど、感性を磨く手助けをしていきたいと考えているところです。
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