4歳だって、自分で髪型を選べるよ! -美容室と「こどもみらいプロデューサー/小笠原舞」の関係-

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施術中、子どもだって鏡の中の自分を見る機会を!

 

最近は、子ども歓迎のサロンが増えてきていると聞きます。でも、どんな髪型にするかはママが決めて、子どもは施術中にアニメのDVDを観ているというパターンがほとんどなんじゃないでしょうか。私はそれってすごくもったいないことだと思うんです。たとえば、私の身近には「崖の上のポニョの宗助(そうすけ)の髪型にした!」と言って自慢の髪型を披露してくれた子がいました。4歳くらいの子どもだって、自分で髪型を選びたいかもしれないですよ!

 

ですから、子どもが自分で髪型を選べるサービスを用意しているサロンがあってもいいと思うんです。自分でオーダーした髪型なら、変身していく自分をみてワクワクするだろうし、美容師さんの仕事ぶりが気になって鏡をじーっと見るだろうし。これこそ、子どもが職業に触れる絶好の機会になるし、「美容師になりたい!」という子どもが増えるきっかけにもなると思うんですよね。だから、もっともっと子どもの目線に立ったサービスが生まれてほしいなと思っています。

 

♦♦♦ 美容師への応援メッセージ ♦♦♦

 

私は「保育士」という枠に閉じ込められるのが嫌でした。絵本読みが得意だったり、外遊びが得意だったりと、いろいろいるのに世の中的には「保育士」とひとくくりにされてしまう。「美容師」も保育士と同じ気がしています。自分らしさって本当はいっぱいありませんか?共感して下さる方は、ぜひ自分らしさや個性をもっと自由に発信してほしいですね。

プロフィール
合同会社こどもみらい探求社代表/こどもみらいプロデューサー/asobi基地代表
小笠原 舞(おがさわら まい)

保育の専門性を社会に還元する「こどもみらいプロデューサー」という仕事をつくる。子育ての現場と社会を結ぶ役割を果たしつつ、子どもに関わる課題の解決を目指し、チャレンジを続けている。

 (取材・文/外山 武史  撮影/菊池 麻美)

 

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