−つまりSHOHEIさんにとってのSNSは、集客を目的としたツールではないということですね。

はい、そうですね。営業的なことを考えていないので、あまり飾らずに素のままの自分でやっています。「それが結果的に生涯顧客をつけることに役立っている」と寺村さんから言われることがあり、「なるほど」と思うことはありますね。

−ＳＨＯＨＥＩさんはYouTubeの他に、Twitter、Instagramでも発信をされていますが、使い分けはされていますか？

Twitterは美容に関してのつぶやきを、Instagramでは旅や洋服を紹介することが多いですね。自分が旅好きなのと、美容に関心がある人はファッションも好きだと思うので、旅先の風景にマッチした服を着て、風景と服の両方を見てもらえるようにしています。YouTubeでは素の自分を出しているのに対して、 Instagramではちょっとカッコつけている部分がありますね（笑）。

−今回のエースコックのカップラーメンのテレビCMは、どういった経緯で出演されたのですか？　反響はありましたか？

今回のCMは、仕事用のメールに直接依頼がきました。さまざまなSNSで活躍してるインフルエンサーを集めて、テレビCMとエースコックのホームページとを連動させる企画でした。ホームページでは、他の出演者の方を、ヘアセットで変身させる動画企画などもやりました。

サロンのお客さまは、CM出演を結構よろこんでくださいましたね。その他の反響としては、Twitterのフォロワーが増えたのと、エースコックのホームページで動画を見た方が新規でサロンに何人かきてくださいました。

−今後のメディア戦略としては、さらにYouTubeを充実させていかれる感じでしょうか。

YouTubeが流行しているときだからこそ、力を入れてやっていきたいと思っています。毎日でもアップしたいくらいですが、サロンワークとのバランスをいかにとるかが今の課題です。

今年のはじめごろは、週5、６回アップしていたのですが、休日がなくなってしまって…。それもよくないと思い、今は回数を減らし、動画１本１本のクオリティを上げるほうに力を入れています。ほぼ毎日アップしていた時期とくらべると、再生数は落ちますが、登録者数は増えています。毎日動画を楽しみにしてくれている方を思うと心苦しいのですが、今はクオリティをがんばって上げていこうと思っています。

動画をつくるときはどんな内容にするかが一番重要ですが、ネタは、サロンワークでお客さまと話しているうちに見つかることが多いので、そうした意味でもサロンワークはすごく大切ですね。リアルな若者の声も聞けます。今後も、より質が高く多くの方によろこんでいただける動画制作をめざしていきたいと思います。

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