【LECOのセンス教育】支持されるデザインセンスの磨き方とデザインカラーの考え方
6月11日、ミルボンからローンチされたカラーブランド「ENOG」。そのカラーセミナーが6月末にミルボン銀座本スタジオ開催され、参画メンバーとして関わった内田聡一郎さん(LECO代表)が登壇しました。そこで語られた『LECO』でのセンス教育やカラーの考え方などを、まとめてお伝えしてしまう今企画。デザイン・クリエイティブにおける業界最高峰の一人、内田さんの頭の中を知り、”選ばれる美容師”になるための参考としてぜひご一読ください!
固定概念にとらわれず、自分の頭で考えて生み出す「右脳教育」
デザインセンスを磨くために、LECOで一番大事にしているのは「右脳教育」です。右脳は感性を司り、直感力や情報整理力、柔軟性、そして能力開花に大事な働きをしてくれます。結果を出せるようにするためには右脳と左脳のバランスが大事ですから、右脳教育に力を入れることで、まずは能動的に動けるように “自分で考える力”を強化しています。固定概念にとらわれることなく、自分らしさを表現できるように、そして常にブラッシュアップできるようにサロン環境も整えています。
どんなことを発信したいのかを考えてプロモーションできるようにするには、自分の頭で考える癖づけ教育が重要です。レシピや答えを教えるのではなく、世の中の流れやトレンドを分析し、自分の嗜好性と融合したものをデッサンに描き起こしていく。そうして頭と視覚を整理し、それをどう具現化していくか右脳を使って考え、可視化していきます。この可視化の作業を、LECOではとても大事にしているんです。
ENOGコンセプトページで使われている作品もイラストから作成されています
具体的な教育フローを説明すると、まずテーマを与えます。それに対して時流分析をする。これにより、何が流行っているのかを客観的に見る力を育てます。そして自分が育ってきた生活環境や友達など、周りの環境を含めたバックボーンについて考え、趣味嗜好をアイデアに活かします。好きな食べ物、服、アイドル、何でもいいんですよ。そこから想起して、デッサンに描き起こしていくんです。それを実際に作り、共有して第三者からフィードバックをもらいます。その評価をもとに振り返り、また違う創作テーマにのぞんでいく。このPDCAのサイクルを、非常に早いスピードで回して教育しています。
>センスを磨くためには、第三者からの評価を受けられる場が大切