【韓国発・最新 HOT NEWS】 知れば知るほど!コリアントレンドにハマる 新感覚“かわいい”の新機軸
ビューティ、コスメ、ファッション、音楽、ドラマ、食事…。お隣の国から発信されるトレンドは常に活発で、ある意味で予測不可能。オンラインマーケットやSNSなどデジタルの波及力が後押しし、韓国発信のあらゆるものが新鮮に感じてしまう!? ここでは韓国トレンドライターの高井香子さんの視点から「韓国リアルトレンド」をお届け!
<プロフィール>
韓国トレンドライター
高井香子(たかいこうこ)
1988年7月10日生まれ。自他共に認める韓国通。 韓国キュレーションサイト【ALAND STUDIO】ディレクター。ライター活動(NYLON,109ニュース,カドカワ文庫等)を軸にSNSにて韓国情報を毎日配信中。 最近ではテレビやラジオ、講師等、よりディープに韓国トレンドライターとして活躍の場を広げる。
Instagram:@cocoreacoco
■はじめに
韓国トレンドライターの高井香子です!私が韓国にハマったのは、10代の頃。初めて韓国に行った時に出会ったさまざまなアイテム(当時だとカタツムリパックや涙袋ライナーとか)のキャッチーさや、日本にはない斬新な感覚に面白さを感じたことがきっかけです。そんなカルチャーを日本で伝えられる人になりたいと思ってライターになりました。韓国のおもしろさの一つは、よくも悪くもトレンドのサイクルがものすごく早いこと。流行っていたカフェが1ヶ月後にはなくなっている、なんていうこともザラです。一つのものが流行ると、爆発的な速さで街全体に広まります。そのトレンドのサイクルの早さを後押ししているのがものをつくるスピード感。韓国でつくれないのは飛行機くらい、と言われるほど街には問屋さんが多く、服でも食べ物でも、なにかをつくりたいと思った時にすぐにつくることができてしまうんです。しかも型にハマらず自由に、その上安くつくれるので、私もオリジナルのアイテムをつくりたいと思ったら韓国の会社とやりとりすることが多いですね。色々なものを生み出せるパワーと、スピード感がある国だなと思います。
ここでは、そんな韓国の今のトレンドをジャンル別で、高井香子の視点からお届けしようと思います!
MAKE UP
見た目も中身も魅力的な新ブランドが続々!
☆ビーガンコスメ
コスメのトレンドは2020年から引き続き、「ビーガンコスメ」(※ビーガンコスメとは、動物由来の成分が一切使用されておらず、動物実験も実施されていないコスメのこと。動物油脂はもちろん、はちみつやコラーゲン成分といった、植物以外の生き物すべてが関わるものを取り除き作られたものだけが、「ビーガンコスメ」と呼称されます)がキーワードになっていて、大手のコスメ会社も続々と商品を出してきています。エチュードハウスやイニスフリーで有名なコスメ会社のアモーレパシフィックは、3〜4つビーガンコスメブランドを展開するほど。ある種、トレンドが定番化してきたと言えるかもしれません。ちなみにビーガンの認証マークが入っているアイテムほど信頼性が高く、パッケージでも大々的にマークを打ち出して販売しているものも多いです。日本で比較的手に入れやすくなっていて、Qoo10などのサイトでチェックすれば購入することができますよ。
☆EC展開オンリーのオリジナルブランド
コスメ系の大きな流れで言うと、NONFICTION(ノンフィクション)やRboW(アールボウ)に代表される、ECのみで展開しているオリジナルブランドがすごく増えましたね。店舗がないことによる希少価値感と、コロナ禍でのネットショッピング需要の高まりが相まってブームとなっています。日本だと、コスメブランドと言えば美容業界で活躍している人がつくるケースが多いと思うんですが、この韓国のEC展開のみのコスメブランドは、アートやデザイン系出身の人たちがチームとなってつくっているところが面白いところの一つ。だからビジュアルと世界観を最重要視していて、ブランドの見せ方をすごく大切にしているからこそ、百貨店の出店依頼などもなかなか受けません。ECのみで展開することで、自分たちのブランド価値をどんどん高め、存在感を放っています。