香りが売上や集客にもつながる!? 人気美容師6名に聞く、お客さまから支持されるための香りケア
自分からする香りの目標は無臭…サロン空間と相乗効果を狙ういい香りケアとは?−Gigi 豊島春華さん
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Gigi 豊島春華さんの愛用アイテム
<香水>
「Jo MALONE LONDON」イングリッシュペアー&フリージア
「HERMES」Twilly
<コロン>
「Maison Martin Margiela」REPLICA
<柔軟剤>
「SHIRO」ホワイトリリーファブリックソフナー
「レノア」HAPPINESSアロマジュエル
「レノアオードリュクス」イノセント
<ボディクリーム>
「Aesop」
<ハンドクリーム>
「Aesop」
「davines」オイハンドバーム
<シャンプー>
「E SRANDARD」レモングラス
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−豊島さんが考える美容師が香りケアをするメリットとは?
お客さまから「香りが嫌い」と思われることは、お客さまを失うこととイコールだと考えています。私にとってはそれくらい重要。人によって好き嫌いがあるので、タバコやきつすぎる香水、体臭など、人が不快に感じるものは絶対にNGです!
いい香りのする場所は癒されたり、特別な感覚になれるので、お客さまにもリラックスできるサロン時間を過ごしてほしいと思っています。
−香りのケアと、こだわりを教えてください。
私自身は男性のお客さまが8割のため、女性ウケよりも、自然で男女問わず受け入れられる香りであるように、意識しています。
特に私の勤めるサロンでは、アロマやシャンプーなどサロン全体で、いい香りのする空間を作っているので、サロンの香りと自分の香りが喧嘩しないように、無臭でいるように心がけています。
香りは人によって好き嫌いもあると思うし、私自身がきつい臭いが苦手なこともあり、洗剤やシャンプーの香りがたまにするといいかなぁ?くらい。香水などはあまりつけません。その分、洗濯洗剤では殺菌作用や、ほのかに優しい香りがするものを使います。ハンドクリームなどは男女受け入れられやすい、好評だった香りのものを愛用しています。
仕事の日に使用するのは夏に限らず、デオドラント商品くらい。仕事前は汗をかかないように余裕を持って行動したり、サロンにも無臭の消臭除菌スプレーや汗拭きシートなども常備したりしています。
休みの日や撮影など、サロン以外の日は会う人に合わせて少しだけ香水を使うこともあります。女性のみの現場では、甘い香りや女性にも人気のある香水を、男性が多いときはユニセックスなものを、性別がわからない場合などはあまり主張しない香りにするなど、仕事とプライベートで香水をつけるかつけないか、どんな香りにするかなど、すべてを変えています。
−香りにこだわるようになってプラスになったことは?
基本的に無臭を目指しているので、あまり香りに対してお客さまからの反応はありません。ですが、「シャンプー台の香りがすきです!」、「ここはリラックスできます!」などの言葉をいただけるので、私が求めている効果は出ていると思います。
また、私が使っているのと同じハンドクリームをお店のお化粧室に置いてあるのですが、男女ともに好評ですよ!
−これから香りのケアをはじめようと考えている美容師さんにアドバイスをお願いします。
香りの好みは人によりけりで、あくまでも今答えたことも私自身の考え方です。しかし、いい香りのほうがいいことは確実! 夏場の体臭やタバコの匂いなどは、殺菌作用のある洗濯洗剤や消臭除菌スプレーを使うなど、ケアしすぎているくらいがお客さまにとっては不快を与えずに済むんです。もし、自分の香りがよくわからない人は、スタッフなど、周囲の人に聞いてみるのが一番いいですよ!
プロフィール
Gigi
ディレクター/豊島春華(とよしま はるか)
岐阜県出身。山野美容専門学校卒業。表参道の大手美容室に10年間勤務後、2017年7月Gigi(表参道)に入社。メンズカットを中心に、サロンワークのみならず雑誌のヘアメイクなどでも活躍中。
Instagram:@toyoha
>キーワードは「ふわっ」 bloc須田さん流香水の使い方のこだわりとは?