TOKYO看板アシスタント男子 vol.2 MAGNOLiAのナチュラル年上キラー小泉裕太さん
東京のカワイイアシスタント女子をご紹介したTOKYOカワイイアシスタントシリーズから1年。 世は空前の男子美容師ブームです。清潔感などあたりまえ、男子もかっこよく、ときにはカワイく。そんな時代を牽引しているであろうサロンの看板男性アシスタントさんにクローズアップします。
美容師たるものカッコイイことも人気の条件。未来のカリスマとなる!? 看板男性アシスタントさんに信条(マイルール)やファッションについてなどを伺いました。
第2回目は、MAGNOLiAのナチュラル年上女子キラー小泉裕太(こいずみゆうた)さんです。
photo2.涼感を感じる和柄のシャツ
photo3.パンツはウェストを絞れるのでだぼっとなりすぎずに
photo4.スニーカーなのにデザインと形で締まるmiumiu のシューズ
photo5.命の襟足
photo6.自分で開けた鼻ピアス
DATA.
出身:東京都
学校:窪田理容美容専門学校
キャリア:アシスタント2年目
特徴:ナチュラル年上キラー
お母さんが美容師か保育士になるのが夢だったのを聞き、美容師を意識するようになったという小泉さん。建設系を目指すための高校に入学したものの、入学後すぐの進路面談で“美容師になります!!”と言って面談が大炎上。でもお母さんの“好きなことをしなさい”という後押しを受けて窪田美容専門学校に進学した。お客さまと一緒に年をとりながらずっと美容師として働きたいという夢を実現するために、その夢を体現しているMARBOHさんのいるMAGNOLiAに入社。持ち前の天真爛漫さで、年上のお客さまとも楽しくサロンで過ごすというナチュラル年上キラーな看板アシスタント男子です。
SHORT Q&As !
Question1. スタイルを持って楽しく美容師をするためのMYルールは?
ファッションもヘアも好きなスタイルを楽しむことです。好きなスタイルで、好きなもの触れて、好きなことをする。というのが常に楽しくいる秘訣だと思っています。サロンワーク中は、お客さまといろいろお話をして自分も一緒に楽しんでいます。そうすると覚えようと思わなくても、「前回言ってたあれどうなりました?」とか、自然にその後が気になって会話がはずむんですよね。年上の女性が多いですが、ワールドカップの話など旬の話で盛り上がったりして、年の差で会話に困るということは全くないです。強いて言えばニュースはチェックするようにしています。
Question2. 今一番がんばっていることは?
レッスンです。隔週の木曜日、営業を切って代表(MARBOHさん)が技術を教えてくれます。トップが自ら教えてくれることで、最高の技術を身につけたというリアルな確信があります。MAGNOLiAはパーマが有名ですが、パーマはカットがあってこそという考えなので、はじめからカットの練習をさせてもらえます。今は3年半でのデビューを目指してがんばっています。
Question3. 今日のファッションポイントは?
暑いので和テイストで涼やかさを出しています。ダボっとしすぎるときちんと感がなさ過ぎるので、パンツの絞り具合とシューズで締まる部分を作っています。古着が好きで、休日は必ずといっていいほど古着を探しに出かけます。特に高円寺のLAUGHは買うものがなくても通ってお店の人と話すだけで満足というか。もう友達のところに遊びに行く感覚です(笑)。髪は先輩のKATSUさんに相談しながら切ってもらっています。襟足が命で、ガルウィングヘアって勝手に命名しています。流行らせます!!(笑)
Question4. 憧れの美容師さんは?
オーナーはじめMAGNOLiA の先輩は当然尊敬しているし憧れです。でもそれとは別に憧れる美容師さんがいます。三鷹台の美容室accaの赤松崇澄(あかまつたかずみ)さんです。母が切ってもらっていて、僕も小4のときここで美容室カットデビューしました。カラーデビューもパーマデビューもこの美容室です。担当してもらっていた赤松さんには美容師になりたいという話もちょこちょこしていました。後日、母に言われてaccaのホームページを見ると、僕の写真が載っていて“夢の美容師を目指してがんばって!”と応援をしてもらっていました。そうやってお客である僕のことを想ってくれていることがすごくうれしくて、自分もそんな美容師になりたいなと憧れています。でも、母から聞いたところ、最近の僕のヘアスタイルは(ガルウィングヘア!)、女の子に怖がられるからやめたほうがいいと赤松さんが言っていたそうです(笑)
Question5.お休みの日は何をして遊ぶ?
休みの日はモデルハントに行きます。渋谷や原宿でやるのですが、火曜日は他の美容室も休みが多いので、そこで交流が生まれたりします。ひとしきりモデルハントをしたら一緒に飲みにいったりして、情報交換をすることもあります。他の美容室の使っているカラー剤のことやレッスンについて情報を交換できるのは視野が広くなるし、負けないぞとモチベーションアップにもなっています。
Question6.センパイに言われて心に残っていることは?
ミスや配慮の足りなさですごく叱られる時期があって「キャラ的に怒られやすいのかな」「なんで僕だけ」と思っていました。そんなときセンパイのKATSUさんと飲みに行って「YUTAよく叱られるじゃん。なんで叱られるか考えてみたら?」と言われました。そのときはすぐわからず、他のセンパイに相談してみたんです。そうしたら「期待してるんだよ。期待してなきゃ怒らないよ」と言われました。そこからは腐ったりせずにがんばれるようになりました。
(取材・文・撮影/QJナビ編集部)