【髪質改善でズバ抜ける】表参道の若手代表KENGOさんがヘアケアメニューで攻めた背景。顧客満足度120%を叶える教育論
120%の満足度を引き出すために、全ての技術を習得させる
スタッフは今13人いるのですが、みんなには全ての技術をしっかり習得できるようにしたいので、まんべんなく教えています。ひとつの技術に特化することを良しとする風潮がありますけど、そこだけにこだわっていると、その時代が終わったときは絶対に勝てないので。僕らはお客さまが写真を見て来店したときに想像を超えるクオリティを与えて、120%の満足度で帰っていただくことが当たり前だと思っているので、アシスタントに任せたときも同じように仕上げられるように細かく教えています。少しでも違ったら「違う」と言いますし、そこは徹底して教えていますね。
髪質改善については、とにかく髪の毛を触らせています。乾かした状態、シャンプーした状態などすべての段階の髪をチェックする感じですね。『サイエンスアクア』は塗布しすぎると髪が硬くなるので、お流しのタイミングが要なんですよ。その一瞬の髪の変化を教えるのが、こちら側の難しいポイントでもあるんですけど。
あと、僕は美容師として一番大事なのが”自信”だと思っているので、そこに関しては厳しく伝えています。自信のない表情を見せたら、お客さまが不安になりますよね。僕らは技術職ですけど、接客業でもあるわけですから。技術の失敗なら僕がカバーできるし、実際に僕も昔はどんなに失敗しても先輩のせいにしていたので(笑)。「それくらいの気持ちでやって」と言っています。お客さまに楽しんでもらえる美容師になることが、満足度120%に繋がると思うので。
僕はアシスタントの子と一番コミュニケーションをとるようにしていて、スタイリストについては本当に悩んだときだけ相談に乗るという感じにしています。とやかく言わないというか。うちは全員社員ですし、基本的にみんな仲は良くて、一緒にグランピングに行くほどなんですよ。僕自身、25歳で代表になって注目してもらったので、みんなにも早いうちから活躍できるように背中を押すようにはしています。若いうちに結果を出したほうが、フィーチャーされやすいですからね。