海外の美容師に学べ! 色の魔術師たちが繰り広げる「カラー談義」 「あの人に会いたい」美容師×美容師の化学反応 第4回DaB齋藤 剛さん×ZeLo三浦 嗣史さん
「三浦さん、どうして後ろからしか写真を撮らないんですか?」(斎藤さん)
齋藤:Instagramを見る限り、全部後ろ姿ですよね。後ろからしか写真を撮らないのはどうしてですか?
三浦:前から撮って「この子かわいいからじゃん」ってなっちゃうのが嫌だなと。後ろだけなのに良さが伝わるものをつくりたいんです。
齋藤:三浦さんのそういうところめっちゃ好きです(笑)。
三浦:あと、Instagramでは難しい言葉を使わないことも意識していますね。紫シャンプーをムラシャンと呼ばないとか…誰に向けて発信しているのか考えながらやっているので。
齋藤:僕のInstagramは記録用になっていますね。最初は集客ツールとしての側面が強かったんですが、最近はスタッフ向けに技術を伝えたり、自分のための備忘録的な感じで使っています。情報発信したことって忘れないんですよ。その結果、美容師さんやお客さまが楽しんでくれたらうれしいなと。
三浦:セミナーもやっていますよね。
齋藤:教える側に立つことで、僕もスタッフも勉強になるというのはすごく感じています。でも、教える側と学ぶ側みたいな関係性を壊して、知識や技術をシェアできるカタチを模索したいなと。セミナーって大体、シーンとしていることが多いですよね。
三浦:そうですね。
齋藤:人数が多いほどそういう傾向にあって、「あ、おれこの場をコントロールできてないな」みたいに思ったりして。とにかく、参加者の勉強になる空間をつくりたいです。
三浦:僕はセミナーをやるなら少人数制のものをやりたいんです。自分の核となる部分をどこまで出すかすごく考えるし、出すからにはきちんと伝えたいです。
あと、セミナーの料金は高いほうがいい。というのも、3000円とかでやってしまうと本気で吸収しようとしないので。なんとなく学んだ気になるんだけど、次の日からも変わらない日常を送ることになるでしょうし。それが嫌だから、動画撮影禁止にすることもありますよ。そうすると絶対に見逃さないようにしようって思ってもらえますからね。
>「ちょっと背中を押せば、爆発的にうまくなる人もいる」(齋藤さん)