業界の常識は破るためにある!?  異端児二人の未来予想図 「あの人に会いたい」美容師×美容師の化学反応 第2回ALIVE西川礼一さん×Gigi間島勇大さん

Gigiが目指すのは「ゆりかごから墓場まで」のトータルビジネス

 

 

間島:美容業界って少し特殊だと僕は思っていて。なので、業界の当たり前にあんまり囚われていないのかもしれないですね。それに美容だけでやっていこうと思っていないです。お客さまの一生に関わっていける会社を作りたいと思っているので。家具や植物の販売だけではなく、不動産の仲介売買事業もありますし、墓石販売や保育園運営をする構想もあります。ゆくゆくはサッカーのJ3のクラブチームもほしいと思っているんですよ。

 

西川:ゆりかごから墓場までっていう感じですね。サッカーチームができたら僕にも出資させてください(笑)。それにしても手広いですね。

 

 

間島:実はすべてヘアサロンとリンクしています。たとえば、不動産を売るとき、お客さんを2時間座らせて商談するのって大変だと思うんですよ。でも、ヘアサロンなら2時間くらい普通ですよね。しかも、それまでの信頼関係があるから、物件についての話もしやすいわけです。墓石に関して言うと人はいつか必ず死ぬし、あんまり情報がないですよね。多分、墓石関係の業者さんはネットに弱いところが多いんじゃないかなと思っていて。そういうところでシェアを取れたらいいなと考えています。僕はこんな風に、今あるコミュニティの内側を深掘りしていくスタイルですけれど、西川さんはどちらかというと外に広げていくタイプですよね。

 

 

西川:そうかもしれないですね。多分、今は影響力を高めていけば稼げる時代なんだと思っていて。わかりやすいところでいうと、YouTubeのチャンネル登録数がお金になっていったりする。だから、何かに特化して認知度を上げていくことが重要だと思っています。ALIVEの場合は、グラデーションカラーから攻めていったのがよかったですね。YouTubeチャンネルもつくりましたし、これからも何かしらの情報発信をしていきたいと思っています。

 

間島:いよいよYouTuberデビューですか!

 

西川:いやいや全然、やってみたかっただけなので。でも続けていきたいと思っています。

 

間島:お互い、考えていることは結構違いますが、西川さんとの対談はすごく刺激になります。ありがとうございました。

 

西川:とんでもない。こちらこそ、学べることが多かったです。そろそろ時間ですかね。今日は貴重な時間ありがとうございました。

 

 

 

プロフィール
ALIVE 西川礼一(ニシカワ レイイチ)

関西美容専門学校を卒業後、上京。カリスマ美容師ブームの火付け役となったサロンで約8年間経験を積んで独立。2012年に『ALIVE omotesando』、2014年に『ALIVE harajuku』をオープン。スピーディな新人教育と集客力が注目され、経営オンラインサロン「NO LIMIT」に参画。全国各地でセミナーも開催。2016年12月、原宿にシェアサロン『F』、2018年5月に3店舗目となる『ALIVE Kichijoji』をオープンさせた。

 

 

プロフィール
Gigi 間島勇大(マジマ ユウダイ)

茨城県内のサロンで働いたのち、都内有名店へ転職。スタイリストデビューから2年後、独立しGigiを立ち上げる。ヘアサロンのほかに、インテリア・内装関係の「Gigi Design Office Work」、ウエディングフォトサービス「lily by Gigi」、アンティークとグリーンを販売する「forêt by Gigi」、さらに不動産事業も展開している。保育園や墓石、サッカークラブチーム運営を構想中。

 

(文/外山  武史  撮影/泉山美代子)

 

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